L.A.での撮影開始を目の前にしていた映画『Songbird』に、米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストップをかけた。
SAG-AFTRAは、組合員に対し、プロデューサーらとコロナ対策プロトコルの合意を取れていないことを理由に、「この映画の仕事をしないように」と通達。コロナですべての撮影がストップした3月以降、今作でようやくまたカメラが回る予定だったが、再スタートにはもう少し時間がかかることになった。
『Songbird』は、映画そのものもパンデミックがテーマで、撮影手法もそこを大きく意識している。映画はパンデミックが始まって2年、まだ収束されない近未来が舞台。撮影は、俳優同士が対面することなく、クルーと俳優も距離を置いた形で行われるという。プロデューサーはマイケル・ベイ、出演はデミ・ムーア、ポール・ウォルター・ハウザー、クレイグ・ロビンソンら。監督はアダム・メイソン。
文=猿渡由紀