『きかんしゃトーマス』が長く愛される理由は? 誕生から最新作『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』までを辿る
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『映画 きかんしゃトーマス おいでよ!未来の発明ショー!』が3月26日(金)より全国公開となる。今回は各時代におけるシリーズの変貌を振り返りたい。
昨年75周年を迎えた『きかんしゃトーマス』シリーズ。その歴史は絵本のロングセラーから始まり、ジオラマ人形劇、長編映画、CGアニメーションと形を変えて進化し続けている。各時代であなたが懐かしさを感じるトーマスはどれだろう。
1945年:すべてはここから始まった!原作絵本の発売
『きかんしゃトーマス』の誕生は、さかのぼること75年以上前。1945年にイギリスの牧師・ウィルバート・オードリーが『汽車のえほん 3だいの機関車(原題:The Three Railway Engines)』を発表。そして翌年出版された第2巻『機関車トーマス』でトーマスが初めて世に紹介された。
子供たちに夢を与えたいという思いから執筆された著書はベストセラーとなり、彼の代表作に。第1巻からイギリス国鉄で蒸気機関車の運行が終了した1968年の4年後に刊行された第26巻まで、25年以上も続く人気シリーズとしてイギリス国内で愛された。