2021年8月13日 17:00
高橋颯が豊かな感情表現でドラァグクイーン夢見る高校生に。『ジェイミー』ゲネプロレポート Part2
ジェイミー:高橋颯
ハリのある歌声で高校生らしい若さを打ち出しつつ、喜怒哀楽といった感情表現の豊かさが高橋の魅力に感じられた。父から決定打を喰らって打ちのめされるソロナンバー「Ugly in This Ugly World」や、互いを想う母子のやり取りが胸に迫る「My Man, Your Boy」でその本領が垣間見られる。
ジェイミーを見守る大人たちには、ベテランキャストが揃い踏みだ。母マーガレットに扮する安蘭けいの必聴ナンバーは、我が子ジェイミーに対する無償の愛を歌う「He’s My Boy」だろう。ジェイミーにドラァグクイーンの手ほどきをするヒューゴ役の石川禅は、かつて自身がロコ・シャネルの名でショーの世界にいた頃の武勇伝を語る「The Legend of Loco Chanel」などで迫力の歌声を響かせた。
左からヒューゴ/ロコシャネル:石川禅トレイ・ソフィスティケイ:吉野圭吾ジェイミー父/サンドラ・ボロック:今井清隆ライカ・バージン:泉見洋平
ジェイミー:高橋颯プリティ:山口乃々華
このほか、進路指導の授業から発展する冒頭の「And You Don’t Even Know It」