くらし情報『「常に進化し、“完成”はありません」劇団四季『美女と野獣』、開幕1カ月を前に稽古場公開』

2022年9月23日 17:30

「常に進化し、“完成”はありません」劇団四季『美女と野獣』、開幕1カ月を前に稽古場公開

と強い思い入れを示した。

「常に進化し、“完成”はありません」劇団四季『美女と野獣』、開幕1カ月を前に稽古場公開

演出・振付のマット・ウェスト
まず、稽古で披露されたのは、町の人々が、読書に夢中なベルのことを変わった娘だと噂するナンバー「変わりもののベル」。そして、ベルに結婚を断られたガストンを、お付きのルフウと酒場の客たちが褒めたたえ、元気づけるナンバー「ガストン」だ。ともに多数のキャスト、ダンサーが迫力のアンサンブルを披露するナンバーで、特に「ガストン」では計18名のキャストが、ビールのジョッキを打ち鳴らすパフォーマンスに目を奪われる。


「常に進化し、“完成”はありません」劇団四季『美女と野獣』、開幕1カ月を前に稽古場公開

「常に進化し、“完成”はありません」劇団四季『美女と野獣』、開幕1カ月を前に稽古場公開


「ガストンは乱暴者という設定で、ルフウに暴力を振るう描写もあった。それが二人の仲の良さを表現する手段でもあったのです。20数年前なら、そういう動作も面白いと受け止められたが、時代が変わり『舞台で暴力は見たくない』という声も増えてきた。だから、そういった描写は変更している」(ウェスト)。台詞や描写など、常に検証を重ね、現代的なアレンジに果敢に挑む姿勢からも、「常に進化し、“完成”はありません」という言葉の説得力がうかがえる。言い換えれば、どんなアレンジを加えようと、『美女と野獣』という作品、そしてキャラクターに揺るぎない普遍性と魅力がある証しなのだ。

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