くらし情報『社会や日常生活に対する新たな視座を提示する現代美術展『味/処』12月17日より開催』

2023年12月14日 11:30

社会や日常生活に対する新たな視座を提示する現代美術展『味/処』12月17日より開催

さとうくみ子 《おもてなし耳掘り》 2021撮影:谷澤陽佑


神奈川県下で最大規模の展示空間を誇る神奈川県民ホールギャラリー。その空間を活用して、約50年にわったって時代を反映する現代美術展を開催してきた同ギャラリーで、「味(=味わい)」と「処(=場所)」をキーワードとする企画展が、12月 17日(日)から2024年1月27日(土)まで開催される。
同展は、2022年度に開催された『ドリーム/ランド』展に続き、「場所」に着目した企画展の第二弾。キーワードの「味」には、単に味覚だけではない、広い意味がこめられているという。例えば、味覚や視覚、聴覚、嗅覚、触覚といった五感に訴えかける「味わい」は、様々な身体感覚を刺激することで、喜怒哀楽など多様な感情を呼び起こしうるもの。あるいは風情や趣をはらんだ「味わい」のある情景には、場所や空間、記憶や歴史など、個人と他者が共有できる様々な要素が内包されている。
今回は、こうした観点から6名の作家が選出されている。日々の生活で記憶に残るものや気づきをもとに、物事の確かさと不確かさを探求する今村遼佑。
都市近郊の均質化した景色をモチーフに、現代社会を記憶する壁画を描く川田知志。日常生活の中の「可笑しさ」を帯びた存在や状況に焦点をあて、主に映像を制作する倉知朋之介。

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