BUCK-TICKインタビュー「新しいバンドをやるような気持ち」あの日から現在、そして未来へ続く新作とツアーを語る【前編】
――ヤガミさんは終わりだと思われたということで、続けることに不安はなかったですか?
ヤガミ今でも不安だらけです。この4人になって、純粋なライブ活動はこれからなので、ファンの人がどういうリアクションをするのか。昨年末の日本武道館公演は、櫻井の映像を出しましたが、これからはそういうものもない。だから、いかにこの4人だけで見てもらえるのかなと。まだライブのプレリハーサルしかやっていないんです。彼らがボーカルとしていけるのかどうか、初めてですからね、リードボーカルとしてやるのは。
――ボーカルを今井さんと星野さんのおふたりでやっていく決意が固まったのは、4人の話し合いからですか?
今井いや、話し合いはなかったです。もうそれしかないかなと。
星野自分はこれまでもデモテープの段階では仮歌を歌っていたんです。だから、ボーカルをやることが一番自然なことのように感じました。
――では、おふたりがボーカルとギターの両方を担うことになり、曲を作るにしてもご自身が歌うという面で、やりづらさや逆に新しい発見のようなものはありましたか?
星野自分が歌いやすいように、というのはありましたね。今までは櫻井さんがいたので、彼のキーに合わせた曲作りをしていて。