くらし情報『是枝裕和、脚本にほれ込んだ俊英・佐藤快磨監督を絶賛「やはり力がある」』

是枝裕和、脚本にほれ込んだ俊英・佐藤快磨監督を絶賛「やはり力がある」

『泣く子はいねぇが』会見の模様


サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)のオフィシャルコンペティション部門に出品されている『泣く子はいねぇが』のワールドプレミアが日本時間9月22日、現地で行われ、佐藤快磨監督と主演の主演の仲野太賀、企画を担当した是枝裕和氏がリモート出席。都内にある配給元バンダイナムコアーツから、海外プレスに向けた質疑に応じた。

2014年、『ガンバレとかうるせぇ』でぴあフィルムフェスティバル映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)&観客賞をダブル受賞し、同作で釜山国際映画祭など数多くの国内外映画祭で評価された佐藤監督。劇場デビュー作となる本作では、秋田の男鹿半島を舞台に、伝統行事・男鹿のナマハゲから“父親としての責任”“人としての道徳”といったテーマを見出し、約5年の歳月をかけ、オリジナル脚本を書き上げた。

本作の着想について「20代後半にさしかかり、同級生が結婚したり、父親になるなかで、自分が父親になる未来が見えないというのがスタートでした」と佐藤監督。「父親になるタイミングとはいつなのか。撮影を通して、探すことができたら、父親ではない自分が撮る意味がある映画になるんじゃないかと考えた」と振り返った。

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