2023年6月16日 12:00
PERSONZ・JILLインタビュー「驚いちゃいますけどね、40年って(笑)。還暦になるまでやってるとは思ってなかった」
歌っていても安心感があるというか、「そうそう、こうなるよね」という感じがありました。
――ミニアルバム『I AM THE BEST!』もそうですが、この4人にしか生み出せないPERSONZサウンドがありますからね。
『I AM THE BEST!』はほとんどの曲を渡邉貢くんが書いているんですよ。本田くんが楽曲の世界観をくみ取って、何も言わなくても最高のギターアレンジをしてくれて。ギターのフレーズは藤田勉くんのドラムにも影響するしーー音階を感じるドラムなのでーーすごく相性がいいと思います。それはたぶん、インディーズの頃に培ったものが大きいでしょうね。時間もたっぷりあったし、曲数も少なかったから、とにかくずっと練っていて。そこで模索できたのがよかったのかなと。
PERSONZにはプロデューサーがいないんだけど、メンバーがプロデューサー気質なんですよね。たとえばシーケンスの使い方もそうだけど、新しいことも積極的に取り入れて。当時は大変でしたけどね。同期の音を使うにしても、いまほど機材が発達してなかったので。
――そういう斬新なアイデアは、どんなところから生まれていたんですか?
やっぱり洋楽かな。