くらし情報『DREAMS COME TRUE、8年ぶり開催『ウラワン』で魅せたライブバンドとしての真価【オフィシャルレポート】』

DREAMS COME TRUE、8年ぶり開催『ウラワン』で魅せたライブバンドとしての真価【オフィシャルレポート】

このことで、楽曲の表現は全く違う色合いと感触になり、聴いたことのないドリカム、見たことのないドリカムを体験できる。特にウラワンには、人間の心の繊細な部分を表現した楽曲が多く、吉田美和とD-FAIRIESのパフォーマンスによって、吉田の描く深淵なる歌詩世界のさらに向こう側へと誘われることになるのだ。そしてそこに、世界的なデザイナーであるKEITAMARUYAMAの衣装が重要な役割を担っていることも見逃してはならない。見た目に派手な演出はないが、総合芸術としての強度と深度は増している、と言っても過言ではない。

DREAMS COME TRUE、8年ぶり開催『ウラワン』で魅せたライブバンドとしての真価【オフィシャルレポート】

吉田美和(Photo:TAKU FUJII)
「8年ぶりとなったウラワンツアーへみんなほんとにほんとにほんとにようこそ!」(吉田)

「しかも35周年とバチっと重なった奇跡のウラワンです!」(中村)

8年ぶり、と聞いて、改めてウラワンが開催されることへの感慨が呼び起こされた。2019年に行われたワンダーランドの翌年、2020年にウラワンを開催するはずだった。しかし――ご承知のとおり――コロナによって、それは叶わなかった。そうした、ある意味で我々が等しく経験した“大きな時間”を含んでいることで、今回のウラワンがより感動的なものとして迫ってくるのだ。

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