くらし情報『超絶技巧の動物たちが集合! 『マイセン動物園展』開催中』

超絶技巧の動物たちが集合! 『マイセン動物園展』開催中

ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー《スノーボール貼花装飾蓋付昆虫鳥付透かし壺》1820〜1920年頃個人蔵


パナソニック汐留美術館にて9月23日(月・祝)まで開催されている『マイセン動物園展』。ドイツの名窯、マイセン磁器製作所による動物をモチーフにした作品約120点が集結している。

ヨーロッパで初めて硬質磁器の製造に成功したマイセン。高級洋食器として知られるマイセンだが、その技術力の高さは彫像作品によくあらわれている。

同展は、マイセンの中でもテーマを「動物」に絞り、動物彫刻から壺や皿に描かれた動物まで、リアルでありながらかわいらしい動物たちの作品を、全4章構成で紹介する。

第1章「神話と寓話の中の動物」では、人間を風刺したユーモラスな《猿の楽団》や、地・水・火・風の四大元素を表した《人物像水注「四大元素の寓意」》など、神話と寓話をモチーフにした作品を紹介。

第2章「器に表された動物」では、器にたくさんの小花彫刻を貼り付けた《スノーボール》シリーズ作品を中心に、第3章「アール・ヌーヴォーの動物」では、柔らかい色合いで表現された犬や猫、ペンギンたち、そして第4章「マックス・エッサーの動物」では、モデラーとして活躍した彫刻家、エッサーによる《カワウソ》《ライネケのキツネ》など動物彫刻の傑作が展示されている。

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