美術、建築、デザイン、多様な文化を紹介 静岡市美術館『奇蹟の芸術都市バルセロナ展』開催
(c)Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
スペインのカタルーニャ自治州の州都であるバルセロナの魅力を伝える展覧会『奇蹟の芸術都市バルセロナ展』が、静岡市美術館で11月15日(金)から2020年1月19日(日)まで開催される。
新大陸との貿易や産業革命により、18世紀後半以降、経済的に発展した都市バルセロナ。19世紀後半、中世の様式や同時代であるフランスのアール・ヌーヴォーなどの芸術運動と結び付き、「ムダルニズマ」と呼ばれる芸術様式が生まれた。こうした中で、ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリといった芸術家たちは、バルセロナで活躍した。
今回の展覧会は、日本初公開を含めた約130点の作品で、バルセロナの歴史と文化の発展をたどる。6章から成る展覧会場は、実に多様なジャンルな作品が並んでいる。バルセロナは、19世紀から20世紀初頭にかけて近代化し、さらに国際都市となっていった。その発展を第1章、第2章の会場で展示される絵画、書籍、ブルジョワたちが芸術家に注文した家具や宝飾品から読み取ることできる。
続く第3章では、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョルに焦点を当てる。