2021年8月26日 12:00
鈴木拡樹×荒牧慶彦「共演はご褒美」 舞台化を願ったふたりが語る「バクマン。」THE STAGE
だけどシュージンにきっかけをもらったことで、爆発的にマンガにのめり込んで、変わっていくんですよね。その変化を見せていきたいので、漠然とした生き方こそ繊細に演じたいなと思っています。
――変化を描くために、漠然と生きるサイコーを繊細に演じるのですか。
鈴木はい。最初の漠然とした感じを表現できればできるほど、シュージンとの出会いが印象に残るというか。観た方が上演後に、「あの出会いで」と思い返せるような出来事にできると思うので。
――何度も共演してこられたおふたりですが、お互いの「この役柄で見たいところ」をお聞かせください。
荒牧僕は拡樹くんの描いている絵を見たいですね。
鈴木え?僕が描くの?(笑)
荒牧舞台で描かないとは思いますけど(笑)、でも描く絵を見てみたいです。なんかうまかった気がするんですよね。
鈴木雑な絵なら描けるって感じかな。でも今回、唐橋(充)さんも(片桐)仁さんもいらっしゃいますし、さすがに「描けます」とは言えない……(笑)。
荒牧(笑)。あとは、「見たいところ」とは違うけど、芝居でやりとりがしたいですね。これまで共演した作品ではできなかった部分をやってみたらどうなるのかなっていう。