2022年9月5日 18:00
校條拳太朗×杉江大志×佐々木優佳里による『WORLD』シリーズ最新作『WORLD ~Run for the Sun~』開幕
舞台『WORLD ~Run for the Sun~』が、9月3日(土)、東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて開幕した。
菅野臣太朗脚本による『WORLD』は、2013年に初演され2016年、2021年とリメイクを重ねてファンを掴んでいるシリーズ。今回の舞台は昨年上演された『WORLD 〜Change The Sky〜』の続編であり、連続殺人犯として逃亡を続ける主人公、三上龍司と彼を取り巻く人々の1年後が描かれる。初日前日に公開されたゲネプロでは、前作に引き続きメインキャストをつとめる校條拳太朗、杉江大志、佐々木優佳里(AKB48)をはじめとする俳優陣が、『WORLD』独特のスリリングかつ混沌とした作品世界を鮮やかに立ち上がらせ、強い印象を残した。
二層構造の硬質な雰囲気の舞台装置の中を所狭しと駆け抜け、あるいは何かに思いを馳せて立ち尽くす登場人物たち。さまざまな一瞬一瞬がコラージュされたスピード感あふれるオープニングの中で、ひときわ眼光鋭く、ただならぬ決意を秘めた様子の男が、校條演じる三上だ。その背景にあるのは、19年前、奥多摩の孤児院で保育士が殺された事件。