クロノス・クァルテットによるテリー・ライリー「サン・リングズ」 スペシャル・セッションは要チェック!
(c)Wojciech Wandzel
2020年10月3日。神奈川県立音楽堂において、クロノス・クァルテット17年ぶりの来日公演の代替企画として開催された、巨匠テリー・ライリーの「サン・リングズ」スペシャルセッション映像が配信されている。
この作品は、NASAの依頼で作曲され、遠い宇宙から採取された音と弦楽四重奏、合唱を融合させ、終曲では「ひとつの地球、ひとつの人類、ひとつの愛」を謳いあげるという全10楽章の大作だ。
主催の神奈川県立音楽堂が、この時期だからこそ多くの人と共有すべきこの音楽を伝えたいと考え、クロノス・クァルテットに協力を要請。共演を予定していた合唱団「やえ山組」とクロノス・クァルテットが、「サン・リングズ」の中から、特に平和への祈りがこめられた楽章を日米それぞれで収録。イベント当日スクリーンで披露された興味深い映像だ。これはクロノス・ファン必見。こんな時期だからこそ実現する時空を超えたセッションに注目したい。
https://www.youtube.com/watch?v=C6Pcqrfzrf0
(c)Wojciech Wandzel
(映像出演)
クロノス・クァルテット
合唱団やえ山組合唱指揮:岩本達明
(プログラム)