没後50年の画家、藤田嗣治に捧げる『1940’s フジタ・トリビュート』展、東京藝術大学にて開催
画家、藤田嗣治に関心を寄せたり、かかわりのあった幅広い世代の作家たちによる「トリビュート・アルバム」のような展覧会が、東京藝術大学 陳列館にて7月28日(土)より開催される。
1886年生まれの藤田嗣治は、東京藝術大学の前身・東京美術学校を卒業後、人生の大半をフランスで過ごし、晩年にはフランス国籍を取得した画家。1930年代半ばから40年代末の日本在住期には、東京藝術大学に隣接する東京都美術館で主に作品を発表していたという。
そんな藤田嗣治の没後50周年に当たる今年、『没後50年藤田嗣治展』と題した大規模な回顧展が、東京都美術館で7月31日(火)より開催される。1949年に日本を離れてから初めて上野の地に帰ってくる藤田を迎えるべく、東京藝術大学では同大学にゆかりのある作家を核に、『1940’s フジタ・トリビュート』を企画。1940年代の藤田を考える機会とし、藤田への思いを込めた作品を展示する。
主な出品作家は、美術家で東京藝術大学教授の小沢剛はじめ、O JUN、米田知子、秋本貴透、平川恒太、村田真、笹川治子など。そのほか、中山岩太による藤田嗣治のポートレート写真を展示や、8月4日(土)