くらし情報『建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!』

2024年1月26日 18:30

建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

3体の前には6体の国宝《地蔵菩薩立像》が並ぶ。さらにその前には、国宝《持国天立像》、国宝《増長天立像》が立っている。

国宝《阿弥陀如来坐像》、国宝《勢至菩薩立像》と国宝《観音菩薩立像》はふっくらとした頬と優美な顔立ちで、当時の京都で活躍していた一流の仏師による像と引けを取らないもの。当時の平泉における文化水準の高さをうかがい知ることができる。

建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《阿弥陀如来坐像》平安時代・12世紀中尊寺金色院蔵
建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《勢至菩薩立像》平安時代 12世紀中尊寺金色院蔵
建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《観音菩薩立像》平安時代 12世紀中尊寺金色院蔵
6体の国宝《地蔵菩薩立像》は、左右3体ずつに分けられ、阿弥陀三尊の前に横に並んで安置されている。阿弥陀三尊と六地蔵の組み合わせは、それぞれ微妙に異なる柔和な表情が可愛らしい。

そして、地蔵菩薩前に安置されているのが2体の仁王像、国宝《持国天立像》と国宝《増長天立像》だ。袖が大きく翻り、躍動感に溢れた二天像は、鎌倉時代の慶派の仏像を先取りしているような先駆的な表現だ。


建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《地蔵菩薩立像》平安時代 12世紀中尊寺金色院蔵
建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《増長天立像》平安時代・12世紀中尊寺金色院蔵
建立900年 特別展『中尊寺金色堂』をレポート 国宝仏像11体を現地よりも間近で360度鑑賞できる!

国宝《持国天立像》平安時代 12世紀中尊寺金色院蔵
この11体の仏像に加え、清衡の遺体が収められていた棺、重要文化財《金箔押木棺》や、紺紙に金字と銀字で行ごとに書写されている国宝《紺紙金銀字一切経》など、中尊寺金色堂を深く知るためのさまざまな品が展示されている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.