乃木坂46、寺田蘭世が卒業前ラストライブで9年間に感謝「清々しい気持ちでいっぱい」
乃木坂46アンダーメンバーによる『28th SG アンダーライブ』が10月26日から28日に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開催された。
『28th SG アンダーライブ』は、9月22日にリリースされた28thシングル『君に叱られた』のアンダーメンバーで構成されており、すでにグループからの卒業を発表している2期生・寺田蘭世にとってはラストライブとなった。今回は有観客公演のほかに生配信も行われた最終日・10月28日公演のオフィシャルレポートをお届けする。
オープニング曲は『君に叱られた』に収録されているアンダー楽曲「マシンガンレイン」。同曲のセンターを寺田が務め、1曲目からオーディエンスと共にメンバーも躍動する。その後「ここにいる理由」や「13日の金曜日」など、この10年間の歴史を彩るアンダー楽曲を中心に披露され序盤を盛り上げた。
そして中盤はユニットコーナーへと展開。中でも「海流の島よ」では向井葉月のギター弾き語りから始まり、4期生メンバーでアンダーライブ初舞台となる佐藤璃果・矢久保美緒と共に披露。
28thシングルから4期生メンバーも選抜・アンダーに分かれ合流した事でアンダーメンバーの人数も増え、かつ豪華な布陣となった。
終盤はアンダー楽曲を中心に立て続けに披露。中でも寺田がアンダー楽曲で初めてセンターを飾った「ブランコ」は、2016年のリリースから5年を経た今でも色褪せない、それよりも進化さえ感じさせるものだった。
アンコールに入る前に寺田は、「3日間開催したアンダーライブが、もう少しで終わろうとしています。この約9年間、本当に悔いはなく、今は清々しい気持ちでいっぱいです。そしてファンの皆さん、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。ここからは私の色々な思い入れがある曲で選曲させて頂きましたので、是非お聴きください。」と、アンコール1曲目にデビューシングル『ぐるぐるカーテン』のアンダー楽曲「左胸の勇気」からスタート。
「気づいたら片想い」「何もできずにそばにいる」「心の薬」、そしてアンコールのラストを飾ったのは「ボーダー」だった。
この「ボーダー」は、2015年にリリースされた11thシングル『命は美しい』に収録されたユニット楽曲。このリリースの1カ月前に西武ドームで開催された『3rd YEAR BIRTHDAY LIVE』にて、当時2期生で寺田を含む研究生だったメンバーが正規メンバーへと昇格。その昇格したメンバーによるユニット曲であり、今回のアンダーライブの一番ラストに相応しい楽曲だった。
今年グループ結成10周年を迎えた乃木坂46は、初のベストアルバム『Time flies』を12月15日にリリースすることが決定している。
<公演情報>
乃木坂46『28th SGアンダーライブ』
2021年10月28日(木) TACHIKAWA STAGE GARDEN