ある作家とスターリンの役割が入れ替わる? 劇団青年座『コラボレーターズ』明日開幕
(撮影:坂本正郁)
6月19日(木)〜29日(日)、東京・吉祥寺シアターにて劇団青年座『コラボレーターズ』が上演される。
2012年からスタートした青年座の海外現代戯曲シリーズ。これまで世界の「今」に目を向け、現代作家の新作を上演してきた。シリーズ8作目として選ばれたのは、『トレインスポッティング』の脚本家としても知られるジョン・ホッジによる『コラボレーターズ』。2012年にローレンス・オリヴィエ賞(新作作品賞)を受賞した作品でもある。
小説『犬の心臓』『巨匠とマルガリータ』などを著し、演劇ファンの間では戯曲『白衛軍』や『モリエール』でも知られるロシアの作家、ミハイル・ブルガーコフ。今作は彼が死の前年である1939年にソビエト連邦の最高指導者スターリンの評伝劇を書いていたという史実を基ににして創作されたもの。クレムリンの地下にある密室で、「Collaborators=協力者」としてブルガーコフとスターリンの役割が入れ替わるという関係をたっぷりのユーモアを交えて空想したブラック・コメディ。
1930年代後半のソ連、スターリンによる弾圧政策で危機が迫る中、反体制的な芸術活動を続けられるのか、それともスターリンの協力者になるのか。ブルガーコフは久留飛雄己、スターリンは横堀悦夫が演じる。
(撮影:坂本正郁)
今シリーズの過去作、ポリー・ステナム作『THAT FACE〜その顔』(2012)、リン・ノッテージ作『SWEAT』(2019)と同じように、翻訳を小田島恒志、小田島則子、演出は伊藤大が務める。
劇団青年座といえば、1954年の結成以来、日本の劇作家の新作上演が活動の大きな柱。70年以上の歴史を刻んだ今もなお、現代の劇作家の新作上演を精力的に行っている。一方で海外現代戯曲シリーズも早くも13年、今作で8作を数え、青年座にとっての柱のひとつとなっている。
かつてソ連で行われていた弾圧、それによる市民の相互監視と密告に支配される世界を「過去のもの」と切り捨てられない現代社会。ジョン・ホッジが今作を書いた2011年よりもさらに、いま上演する意義が強くなっているといえるかもしれない。
文:釣木文恵
<公演情報>
劇団青年座第261回公演 海外現代戯曲シリーズ第8弾
『コラボレーターズ』
作:ジョン・ホッジ
翻訳:小田島恒志、小田島則子
演出:伊藤大
日程:2025年6月19日(木)~6月29日(日)
会場:東京・吉祥寺シアター
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560296(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2560296&afid=P66)
公式サイト:
https://www.seinenza.com/information/detail/id=576
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