映画『アット・ザ・ベンチ』聖地となった"あのベンチ"で屋外上映イベントが開催決定
映画監督で写真家の奥山由之が手掛けた自主制作オムニバス⻑編『アット・ザ・ベンチ』の屋外上映イベントが、5月31日(土)と6月1日(日) に開催されることが決定した。
昨年11月15日より、東京と大阪の3館から上映が始まった『アット・ザ・ベンチ』。その舞台となったのは、東京都世田谷区・多摩川遊園の近くにぽつんと取り残されたように佇む古ぼけたベンチ。奥山監督の散歩コースの途中にあり、いつ撤去されてもおかしくないその様子を気にしていると、ある日近くで大きな橋の工事が始まったという。
そこで「いま、このベンチを作品として残しておかないと後悔しそうだ」と思い立った奥山監督は、ベンチだけを舞台にした映画の自主制作に乗り出し、2023年夏から2024年初頭にかけて撮影を敢行。同年11月、世に送り出されることになった本作は、「聖地」としてベンチを訪れる人が続出するほどの大ヒットとなり、全国80館以上にまで上映が拡大。公開初日から半年近くが経った現在も劇場での上映は続いており、5月1日に興行収入1億円を突破した。
今回、そのロケ地となった多摩川河川敷のベンチのある場所で屋外上映イベントを開催。
「撮影にご協力いただいた地域の皆さまと、『アット・ザ・ベンチ』を応援してくださっているお客さまへの感謝をお伝えしたい」