くらし情報『『ヒューマンビーイング』1月27日より開催 美術作品の基本・人物像に焦点を当てさまざまな人物表現を紹介』

2023年12月25日 11:30

『ヒューマンビーイング』1月27日より開催 美術作品の基本・人物像に焦点を当てさまざまな人物表現を紹介

藤野天光《ベレー帽》1926年館林市蔵


群馬県立館林美術館では、2024年1月27日(土)より、『ヒューマンビーイング藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで』が開催される。美術作品の基本といえる人物像に焦点を当て、近代以降の美術家たちが、人の姿に託して何を表現しようとしたのかを探っていく。
同館に所蔵・寄託された絵画や彫刻作品の人物表現に、「肖像」や「人の営み」など5つの切り口で迫る展覧会でぜひ注目してほしいのは、藤野天光(ふじの・てんこう/1903-1974)と北村西望(きたむら・せいぼう/1884-1987)、三輪途道(みわ・みちよ/1966-)の特集展示だ。
まず地元、館林出身の藤野天光は、2023年に生誕120年を迎えた彫刻家で、東京美術学校卒業後、1929(昭和4)年の第10回帝展で初入選を果たした。壮健な男性像や優美な女性像で知られる彼の作品は、現在も館林市内の各所で見ることができる。
そんな彼が美術学校時代に師事し、生涯慕い続けた芸術家が北村西望だ。北村の代表作といえば、なんといっても長崎平和公園に設置されている《平和祈念像》である。北村が考案した「直付け技法」によるこの巨大像の制作には、藤野天光が筆頭助手を務めた。

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