くらし情報『千葉哲也「いっそう強い思いで作品に向かいたい」 中止になっていた舞台『反応工程』7月上演決定』

2021年5月25日 20:00

千葉哲也「いっそう強い思いで作品に向かいたい」 中止になっていた舞台『反応工程』7月上演決定

『反応工程』


中止となっていた舞台『反応工程』が7月12日(月)から、新国立劇場 小劇場で上演されることが決定した。

小川絵梨子が芸術監督就任の際に掲げた支柱のひとつである「演劇システムの実験と開拓」。毎シーズンに1本、全キャストをオーディションで選考し、作り手が新しい俳優、俳優が新しい演出家、劇場が新しい作り手たちと出会い、作品を立ち上げていくプロジェクトだ。

劇作家・宮本研が自身の経験をもとに、終戦前夜の軍需工場で生きる人々を鮮やかに描いた『反応工程』は、このフルオーディション企画・第2弾。演出には、俳優としても演出家としても新国立劇場で多くの作品に携わってきた千葉哲也を迎え、2018年10月末より12月中旬まで6週間に及ぶオーディションを開催、多数の応募者の中から、14人の俳優が出演する。

本作は2020年4月上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令のため公演中止に。それから、できる限り遠くない時期での上演を目指して調整を重ねた結果、全キャストと全スタッフが再集結。今回の上演に至った。


物語は太平洋戦争の敗色濃い1945年8月、九州中部にある軍需指定工場から始まる。

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