ASKA「今しか歌えない歌を」コロナ禍での“新しいリアル”を語る【ロングインタビュー】
特にライブという現場においては。
ASKA:ツアーにおいて一緒にまわるグループは家族じゃないとダメだと思っているので、今回は大所帯でしたけど本当に家族となって各地をまわれました。残念ながら残り2本が延期状態となっているんですけど、グループみんなで「早くやりたいよね!」ってメッセージ交換しています(笑)。
テーマは毎回『ASKA』であればいいと、ある意味吹っ切れた
ーー選曲の面で、ストリングスとバンドが一緒になるというところで、いい意味での制約というのはあったのでしょうか?
ASKA:それはありましたね。この楽曲はストリングスがあるからこそ生きるよねっていう曲をあえて選んだセットリストになっています。
ーー特にポイントとなった曲、というのはありますか?
ASKA:いや、すべてがポイントですよ。そういう意味では、ツアー全体に対しても同じことが言えますね。ツアーをやるときって、ニューアルバムを引っ提げて、というのが基本の流れじゃないですか。
僕はありがたいことに40年以上やらせていただいていて、『40年のありったけ』っていうツアーで自分の総決算をやったときに見えるものがあったんですよ。