ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩 ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”

ぴあ
ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩  ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”


グローバルK-POPボーイズグループ・ALPHA DRIVE ONEが、2026年6月26日(金)〜28日(日)の3日間、ぴあアリーナMMにて『2026 ALPHA DRIVE ONE FAN-CON TOUR [STAR ROAD] in YOKOHAMA』を開催した。彼らにとって日本で初めてのワンマン公演、3日間のうち、最終日となる6月28日公演の模様をレポートする。

ALPHA DRIVE ONEは、韓国Mnetのグローバルオーディション番組『BOYS Ⅱ PLANET』を通じて、世界223の国と地域から約2,600万票により選ばれたメンバーで構成されるグループ。2026年1月にリリースしたデビューミニアルバム『EUPHORIA』は初動144万枚超を記録し、歴代K-POPグループのデビューアルバム初動2位という快挙を達成。3月に日本初ショーケースを開いてからわずか3カ月、フルセットの単独公演で、意欲的なステージを繰り広げた。

星の地図をたどる旅が始まる

ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩  ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”


開演前、スクリーンには、地平線まで続く一本道が映し出されていた。ロードムービーのような風景とともに、ツアータイトル『STAR ROAD』の文字が映る。これからどのような“ドライブ”が始まるのか。
待ち望む空気が、じわじわと濃くなっていく。満席の客席で、ALLYZ(エリズ/ファンの名称)が手にしているハンドルモチーフのペンライトが赤く灯った。一瞬のざわめきが起こるやいなや、暗転。

リュックを背負ったメンバーが、夜空の彗星を見上げているシーンで映像が始まる。地図を広げる者、望遠鏡を覗く者、白い花を手にする者。星を探す旅の支度がそれぞれに描かれ、最後に残ったLEO(リオ)が仲間全員の荷物を抱え込む。本から顔を上げたSANGWON(サンウォン)が、こう言った。

“みんな、行こう。
心が動く場所へ”

すると、ブラウンの襟付きのブルーデニムジャケットを着たALPHA DRIVE ONEが、ステージに登場。「こんにちは〜!」「大好き!」と、爽やかに会場を盛り上げる。『Never Been 2 Heaven』のイントロが流れると、割れんばかりの歓声が。デビューから約半年たち、メンバーの表情や遊び心、パフォーマンスが磨かれていることが伝わってくる。それぞれの見せ場があるたびに、歓声が湧き上がる。続く『Cinnamon Shake』は、デビューをALLYZと祝う祝祭のような曲。スイーツショップと色とりどりのハートの映像を背景に、花道をランウェイのように歩いていく。くるくると変化する表情を見せるメンバーたち。
甘いムードの途中でXINLONG(シンロン)がラップで切り込み、LEOが彼の顎にそっと手を添えると、会場の歓声がもう一段大きくなった。

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高揚感をそのままにMCに入ると、メンバーたちが「ALLYZ〜!!」と呼びかける。リーダーのLEOの掛け声で定番の挨拶をすると、感謝を伝える。ARNO(アルノ)は「ALLYZー!! 皆さんと楽しい時間を過ごすために、たくさん準備しました。僕たちの家に遊びに来た感じで楽しんでくださいね」と呼びかけ、SANGWONは「遠くまで来てくれてありがとう。本当に、本当にありがとうございます。皆さんの応援と愛のおかげで、こんなに素敵な場所でファンコンサートができます」と、柔らかな表情で頭を下げる。

メンバーが話すたびに誰よりも大きな声で盛り上げるANXIN(アンシン)は「日本でファンコンサートをするために、本当に努力しました。
今日はいい思い出に……楽しかったですか?」と、もうコンサートが終わったかのような発言……!?慌てて、「すみません」と謝るANXINの姿にメンバーも会場も「かわいい」の大合唱なのは必然だった。XINLONGは「ずっと会いたかったです! 日本で初めてファンコンサートができて、本当に幸せです。嬉シンロン!」とALLYZに向けたトークで盛り上げる。そして、最年少のSANGHYEON(サンヒョン)は「今日は3日目ですよね。3倍、4倍、5倍、6倍も頑張って、ステージを、ぶち壊します!」と、身振りも発言も大きい。

そして、LEOが「1曲目はNever Been 2 Heavenでした。『BOYS Ⅱ PLANET』のファイナルミッション曲だったこの曲が、ALPHA DRIVE ONEの曲としてファンコンサートの幕を開ける曲になる。このストーリー、とってもいいと思いませんか?」と、デビューからの歩みをしみじみとかみしめた。

艶っぽい『Chains』から、はじける『OMG!』へ

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口々に「熱気がすごいから、めちゃくちゃ暑いです」とジャケットを脱ぐと、白いTシャツに黒いパーツがあしらわれたスタイリッシュな衣装へ。

オーディション時の人気楽曲『Chains』のイントロが聞こえると、一気に会場のボルテージが上がる。黒い紐を手にしたJUNSEOが妖しく踊り、SANGHYEONとXINLONGが紐を首にかけて引き合うと、悲鳴が。激しいダンスパフォーマンスで魅せていく。改めて誰がセンターに立っても画になるグループだと実感させられる。曲が終わってもしばらく、客席のざわめきが引かない中、再び映像が流れた。

「地図をなくした」と途方に暮れるメンバーたちが、星を探して別れ別れに旅をする。JUNSEOとARNOとXINLONGは、古い洋館からコウモリが飛び出すホラー風の場所、花畑で白い花を手に見つめ合うANXINとSANGWONには、会場から悲鳴が。
そして、ソフトクリーム片手にはしゃぐLEOとSANGHYEON。やがて雷雲が広がり、メンバー全員の「オーマイガー!」の叫びから、『OMG!』へ。

白と赤のTシャツに黒のパンツとカジュアルな装いで登場。『OMG!』は、突然の休校で校舎を飛び出した少年たちの解放感を描いた、ヒップホップR&Bだ。新曲のはずなのにALLYZの掛け声もぴったりと揃い、会場が沸いた。

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一部のメンバーが衣装替えに抜け、残ったARNO・JUNSEO・SANGWONが“OMG対決”を始めることに。JUNSEOが「OMGは表情と演技がポイントなので、ALLYZを、“OMG”にさせる対決をします」と切り出すと、SANGWONがいきなり「ALLYZ〜大好き〜……ALLYZ〜OHBABY〜」と、バラードのようなメロディをしっとりと歌い出す。会場がざわめきと笑に包まれると、「今、曲を作りました?」とツッコミが。
すまし顔で「タイトルは『ALLYZ大好き』です」と答える。

洗練されたジャケット衣装に着替えたメンバーが戻ってくると、JUNSEOは「ALLYZの皆さんをOMGにさせてあげてね」と言い残して着替えへ。すると、間髪入れずに、ANXINとXINLONG、SANGHYEONがLEOに向かって頭を下げて手を差し出している。年下メンバーの可愛い姿に、LEOはたじたじ。「リーダーですから(お手本を見せて)」と3人から無茶振りされ、困ったように笑いながら、客席から飛んだ「セクシー!」のリクエストにしっかり応えて投げキスを飛ばす。それぞれが思い思いのやり方で、ALLYZをときめかせた。

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「ここには僕たちの他にOMGなものがあります」「世界で一番情熱的で、一番の愛を感じるものです。それが何か見せてください!」とXINLONGが言うと、ペンライトが赤く光る。

ひとしきり盛り上がったところで、ANXINの「ALLYZのペンライトの赤色も特別だけど、皆さんはどんな色でも愛おしいので、他の色も見たいですね!」という言葉から、ARNOが「緑」JUNSEOが「紫」、XINLONGが「レインボー」をリクエストすると、次々とペンライトの色が変わっていく。SANGWONが「ペンライトでウェーブが見たい」と伝えると、会場の端から端まで息のあったウェーブ。「皆さん、優しいですね」と顔をほころばせた。「ALLYZの皆さんの歓声を聞いたら、準備をできそうです」とARNO。「ALLYZ〜! Make Some Noise〜!」との掛け声で、ライブは後半戦へ。

新人とは思えない堂々のステージ

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和やかなMCの姿からは一転。腹に響く重低音とともに『Raw Flame』が始まる。剥き出しの熱望をぶつけるような曲で、炎が噴き上がる。ARNOがセンターでダンスブレイクを決めると、客席の温度が変わったのがわかった。間を置かず、デビュータイトル曲『FREAK ALARM』へ。ALLYZの一丸となった掛け声も圧巻。肩を組みながら花道を進むと、ALLYZのすぐそばで踊る。デビューから半年とは思えない。ステージを掌握しているような余裕が、すでにあった。3月のショーケースで見た姿と比べて、確実にひと回り大きくなっている。

最年長のJUNSEOが「ALLYZの皆さんも喉大丈夫ですか?いつもこのように応援してくれて、大きな力になります」と気遣い、SANGHYEONが「『Raw Flame』と『FREAK ALARM』、どうでした?イヤモニ越しでも、皆さんの掛け声がよく聞こえました」と微笑んだ。すると、SANGWONがふと真顔になった。「忘れてました。まだ星座を見つけてないんです。今日は日本で最後の日なのに。ちゃんとスターロードを完成させないと」。ここで、散らばった星の地図のかけらを集めるゲームコーナーへ。

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3チームに分かれ、お腹で風船を割る、星を踏んで“天の川”を渡る、体に貼られた星を手を使わず剥がす……と、わちゃわちゃの攻防に会場は終始笑い通し。彼らの距離の近さがそのまま伝わってくる時間だった。失敗チームの罰ゲームは恒例の“ダンスチャレンジ”。ANXINはJUNG KOOK『Seven (feat. Latto)』、ARNOはEXO『Growl』、末っ子SANGHYEONはM!LK『爆裂愛してる』、LEOの少女時代『Mr.Taxi』はアンコールがかかるほどの好評。SANGWONはZEROBASEONE『TOP 5』、JUNSEOは“パラパラ”で沸かせ、大トリはXINLONGによるKARAの『Mr.』。XINLONGのダンスが終わると、メンバー全員でおなじみの“ヒップダンス”を見せ、会場が一つになった。

ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩  ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”


こうして、“地図”を集め終えた。LEOが「今回のファンコンサートは、スターロードという名前でALLYZと一緒でしたよね」と切り出すと、SANGWONが続ける。「僕たちにとってスターロードは、ただの道じゃない。もっと多くのALLYZに出会う場所で、皆さんと一緒に夢を叶えていく過程なんです」。すると、ALLYZの歓声の中、『FORMULA』が鳴り出した。レース場を走る映像を背に、ANXINの甘く通る声、JUNSEOの色気のある歌、主人公のようなSANGWON、キレで圧倒するARNO、高音ラップのSANGHYEON、低音ラップのXINLONG、そして全体を引き締めるLEO。勢いは最後まで落ちず、火花が上がり本編が終わった。

アンコールで未公開曲『WELCOME home』

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暗転と同時に、ALLYZたちによる大きな“アンコール”が起きる。ペンライトが赤く点滅すると、地図を手に入れたメンバーが映像に登場。互いをカメラに収めながら道を歩き、夕日に肩を組み、ランタンを手に夜の道を進む。客席のペンライトの光がスクリーンに映り込み、星が空へと昇っていった。

ツアーTに着替えたメンバーたちが再登場。「僕たちと一緒に遊ぶ準備はできてますか?ここだけ、スマホで撮影OKです。近くに行くので、安全のために座って迎えてください」とJUNSEOが伝える。「let’s go!」と掛け声とともに始まったのは『Good Life』。メンバーたちがALLYZのすぐそばで手を振る。そして、「ここからが本当の始まりですよね。皆さん歌ってください!」と一段メンバーたちがボルテージを上げ、『Good Life (Remix ver.)』へ。

リズムに乗って肩を組んだり、コミカルなシンクロダンスを踊ったり、縦横無尽に楽しむメンバーたち。ALLYZも一緒に楽しみながら歓声で応える。曲が止まったかと思いきや、「もう1回!」「足りないです! もっと僕たちと一緒に遊びましょう」の煽りクラブのような盛り上がりを何度も繰り返した。

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最後は、「ALLYZが、今日最後の日まで僕たちの道を照らしてくれました。これからもお互いの光になって、この瞬間を忘れないでいましょう」とSANGWONが微笑むと、ANXINがみなさん! 一緒に歩いてくれますよね〜!」とよく通る声で呼びかけ、対照的な二人の魅力を最後まで見せた。

JUNSEOは「横浜の思い出は、僕にとって本当に夢みたいでした。また早く会えるように、毎日頑張ります。いつでもそばでエールを送ってくれるALLYZに、心から感謝します」と頭を下げる。ARNOは「ALLYZのおかげで3日間幸せで楽しかったです。僕たちはまだ未熟だけど、いつも応援してくれて本当に感動しています。これからもがっかりさせずに、トップを目指してがんばります。そばにいてください、大好きです!」と言葉に力を込めた。LEOは「3日間、横浜でのファンコンサートを夢のように思わせてくださって感謝しています。皆さんの応援を忘れず、もっと遠くまで進んでいくALPHA DRIVE ONEになります。ずっと末長く、会いましょうね」と客席を見渡す。

SANGWONの言葉は、穏やかだった。「今日もらった愛は、絶対に忘れません。日本でのこの思い出は、メンバーみんな忘れないと思います。さらに皆さんと幸せになれる方法を探します。すでに大きな会場で公演させてもらっていますが、もっと頑張って、いつの日か東京ドームみたいな大きな場所で皆さんを迎えられたらどんなにいいかと3日間考えていました。日本のアルバムも出したいです。本当に大好きですALLYZ」と夢と感謝を伝えた。

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ANXINは「今日もらった愛、絶対に忘れません。さっき失敗したやつ、もう一回やります」と、日本語で大きな声で「ALLYZ! そばにいてくれるだけで、幸せです! 大好き〜!」とにっこり。XINLONGは「会場は照明で暗いんですけど、ALLYZの皆さんの目がキラキラ輝いてました。それが大きな力になりました。僕は“雷マン”なので、メンバーもすぐ戻ってきます」と、ほっぺにハートを添える。

最後はSANGHYEON。「今日は約束通り、日本語で気持ちを伝えます」と、一枚の紙をカーゴパンツのポケットから取り出した。「2日間僕たちに会いにきてくれてありがとうございます。今日は少し特別なことがあります。僕の家族、お父さんとお母さんと妹が、見に来てくれてるんです」と、家族への感謝を伝え客席に向き直る。「こうしていると、『BOYS Ⅱ PLANET』のことを思い出します。参加者だった僕を、ALPHA DRIVE ONEのSANGHYEONにしてくれて、ありがとうございます。これからもずっと、一緒にいたいです。ALLYZ、大好き!」。道のりを知るファンに、この言葉の重みがまっすぐ届いたはずだ。

ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩  ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”


最後の曲は、未公開曲『WELCOME home』。「メンバーがそれぞれ歌詞を書いた、特別な曲なんです」。LEOの歌から静かに始まり、黄色と白のペンライトが左右に揺れるなか、最後の一瞬まで噛みしめるように歌いあげる。紙吹雪が舞い、全員で手を繋いで一礼。「この綺麗な光景を、ずっと見ていられたら嬉しいです」というSANGHYEONの言葉が、終わりの空気をやわらかく結んだ。最後の最後まで、ALLYZへ感謝の言葉を伝え続けて、大団円で幕を閉じた。

デビュー以降、星の地図を一つずつ拾い集めるように進んできたALPHA DRIVE ONE。この『STAR ROAD』で、ALLYZという星に出会った。メンバーの個性と暖かな関係性も存分に伝わってきた幸せな時間を作り上げた彼ら。ここからさらに輝きを増して行くことを確信した時間となった。

ALPHA DRIVE ONE Japan Official Site
https://alphadriveone.jp/

ALPHA DRIVE ONE 、日本初ワンマンで刻んだ新たな一歩  ALLYZと歩み始めた“STAR ROAD”

ⓒWAKEONE, Photo by Kazumi Watanabe/ Kakeru Takeuchi

取材・文/かたおか由衣

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