くらし情報『アルチュール・ランボーという詩人のあり方に迫る勅使川原三郎の新作ダンス、8月上演』

2023年7月24日 12:00

アルチュール・ランボーという詩人のあり方に迫る勅使川原三郎の新作ダンス、8月上演

という勅使川原。創作への思いを語った動画メッセージでは、「随分前の異国の詩人が、言葉にせざるを得ないことはなんだったのか、詩人をやめて違う方向に、自分の人生、生き方を転換したということも含めて、それも詩人のひとつのあり方」とランボーの人生に思いを馳せる。「詩の言葉がその人の結論であるはずもないが、そういうところに魅力を感じることが、今度の新作ダンスの原点にある」とも語っているが、ランボーは、勅使川原をクリエーションへと突き動かす大きな力のひとつだったのかと妄想を膨らませると、もしかするとそのダンスは、難解だからとつい敬遠しがちなランボーの詩の世界を、ぐんと近しく感じさせてくれるものになるかもしれない。

勅使川原三郎 コメント動画

出演ダンサーには勅使川原本人をはじめ、類のない優美さと鋭さを合わせ持つ独自のダンスで進化をしつづける佐東利穂子、『羅生門』での出会い以来たびたびコラボレーションを重ねている、ハンブルク・バレエ団のアレクサンドル・リアブコ、また、昨年ヴェネツィアのワークショップで勅使川原に見出された独特の柔軟性豊かな、ハビエル・アラ・サウコ。この4人は、今年5月にヴェネツィアで初演された勅使川原演出によるヘンデルのオラトリオ『時と悟りの勝利』での共演が話題に。

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