アメリカの大手劇場チェーンのひとつ、シネマークが、7月1日には営業を再開できると見ていることがわかった。
CEOが投資家らとの電話会議で語ったもの。この日のオープンに向け、6月なかばから従業員を呼び戻し、準備をするつもりでいるとのことだ。ただし、彼は、コロナの脅威が完全に消えていない中、人々がすぐ映画館に駆けつけるかは疑問であり、また政府の規制もあるだろうと理解している。そのため、営業時間を短縮したり、指定席制はやめて定員の50%を満席とし、客に余裕をもって座ってもらったりなどもあり得るとしている。
ハリウッドのスタジオは、コロナの影響で映画の公開を延期しており、彼らの望むとおり7月1日に営業再開ができた場合、最初に公開される新作は、クリストファー・ノーランの『TENET テネット』となる。
文=猿渡由紀