内野聖陽&有森也実、豪華キャストが再び集結! こまつ座『化粧二題』2年ぶりの再演決定
撮影:田中亜紀
こまつ座が8月17日(火)~29日(日)、紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて2年ぶりとなる『化粧二題』を上演することが決定した。
本作は女優の一人芝居『化粧』を原型とし、女優の息子の立場を書き加え、登場人物それぞれの一人芝居を二幕構成で上演する、ふたりの「自己発見劇」。前回2019年の公演では鵜山仁演出の下、内野聖陽と有森也実が座長役を熱演し、各地で好評を博した。豪華キャストによる再演が実現。内野は本作の演技で「母に捨てられた大衆演劇の座長の悲哀と男の意地を緩急あるせりふで鮮やかに浮かび上がらせた」と評価され、2019年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。そんな豪華なキャストが再び集結し、『化粧二題』を再演する。
舞台は、さびれた芝居小屋の淋しい楽屋。遠くから客入れの演歌が流れ込んでくるやいなや、大衆演劇女座長・五月洋子は、座員一同に檄を飛ばし始める。
開演前の支度の最中も、口上や十八番の演目である「伊三郎別れ旅」の母と子が再会する場面の稽古に余念がない。そこへ捨てた息子との対面を、と出演依頼を携えたお客がやってきた。
うってかわって、クリスマス間近の芝居小屋の楽屋。