くらし情報『古代ヴィーナス像の傑作《カピトリーノのヴィーナス》が来日『永遠の都ローマ展』9月16日より開催』

2023年8月25日 11:30

古代ヴィーナス像の傑作《カピトリーノのヴィーナス》が来日『永遠の都ローマ展』9月16日より開催

《カピトリーノのヴィーナス》 2世紀大理石カピトリーノ美術館蔵©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali / Archivio Fotografico dei Musei Capitolini※東京会場限定展示


2000年を超える栄えある歴史と比類なき文化を誇るローマは、現在はローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘を中心に築かれてきた。その丘に建つ、世界で最も古い美術館のひとつであるカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介する展覧会が、9月16日(土)から12月10日(日)まで、上野の東京都美術館で開催される。
カピトリーノ美術館の歴史は、ルネサンスの時代に教皇シクストゥス4世がローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことに遡る。これらを核に美術館が設立され、1734年に一般公開が始まった。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画コレクションなど、多岐にわたる充実した収蔵品はまた、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みを色濃く反映している。
約70点の彫刻、絵画、版画等が出品される同展は、同館のコレクションを日本で初めてまとめて紹介する機会となる。ローマ建国神話に関わる彫刻やメダル、古代ローマ帝国の栄光を示す肖像彫刻、芸術の最盛期を迎えたルネサンスからバロック期の絵画、ミケランジェロが美術館前に建設したカンピドリオ広場の構想記録、そして17世紀以降に芸術家たちの憧れの地となったローマを描いた絵画や版画など、多彩な作品でローマの歴史と芸術の歩みをたどることができる。

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