新派の子『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』波乃久里子、齋藤雅文(構成・演出)のコメント到着
そして曽我廼家文童さんとご一緒する『太夫さん』。おみねさん、清葉さん、一葉さん、夕霧さん、おえいさん……幼馴染のような皆さんと再び向き合えることが今から楽しみです。
「久里子ちゃん、役の人生をなさいね」。師匠である(初代水谷)八重子先生の言葉をいつも思い出します。
私たち役者は常に自分とは違う人生を生きます。そのために幾度も幾度も台本と向き合います。
台本はその役の生命の源であり、台本に書かれた科白は血肉となります。そこに書かれた言葉を見つめ、声に出して読み、役と向き合います。
役者である私にとって、この上ない喜びです。
齋藤先生、本当にありがとうございます。感謝しかございません。
早いもので新派に入って60年以上の月日が経ちます。これまでの全てを総動員して、少しでも皆様にご恩返しできましたら嬉しいです。科白のひとつひとつを大切に。12月12日(木)、一日限りの公演となります。皆様にお目にかかれますことを楽しみにしております。
<公演情報>
演劇ユニット新派の子 歳末特別朗読祭
『さろん・ど・まろん~波乃久里子を聴く宴』
2024年12月12日(木) 14:00公演・18:00公演
会場:東京・MUSICASA
構成・演出:齋藤雅文
企画・製作:演劇ユニット 新派の子
出演:波乃久里子 / 田口守、伊藤みどり、佐堂克実、中谷容子、鴫原桂 / 五十嵐あさか / 曽我廼家文童
【チケット】(全席自由・税込)