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西野亮廣、絵本執筆の原点はタモリのある一言 『映画 えんとつ町のプペル』梶原を待ち続けた覚悟が新作の物語に

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西野亮廣、絵本執筆の原点はタモリのある一言 『映画 えんとつ町のプペル』梶原を待ち続けた覚悟が新作の物語に


お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が2月9日、秋葉原UDXシアターで行われた『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』のイベントに、梶原雄太(カジサック)、MEGUMIと共に登壇した。

本作は、西野が製作総指揮・原作・脚本を務める冒険ファンタジー『映画 えんとつ町のプペル』の続編。前作から1年後を舞台に、親友を失い、再会を諦めた少年が、迷い込んだ異世界で止まった時を動かす冒険をする姿を描く。

ベルリン国際映画祭にノミネートされている本作。西野は「本当にありがたいです」と笑顔を見せると「映画公開前に狙える世界の映画祭がベルリンしかなかった。チームみんなで『ベルリン映画祭狙うぞ』と言っていたので、ノミネートされて本当にありがたかった」としみじみ。

西野亮廣、絵本執筆の原点はタモリのある一言 『映画 えんとつ町のプペル』梶原を待ち続けた覚悟が新作の物語に

西野亮廣
西野が手掛けた一冊の絵本が、映画となり海を渡って大きな反響を得ている。西野はそもそも絵本を描くきっかけとなった出来事について「25歳のときです」と切り出すと「そのころはずっとテレビを頑張っていて楽しかったのですが、同時に海外のこともちらつき始めて。
どこかで非言語のもの、あるいは翻訳のハードルが低いものに船を乗り換えないとそこまで行けないぞ、と少し意識していた時だったんです。そのときタモリさんに呼び出されて『お前、絵を描けよ』と言われたんです」というエピソードを披露する。

梶原は「昔から絵が上手く才能があるのは知っていたのですが、タモリさんに言われて重い腰を上げたんです。そのとき“うわ、遠くに行っちゃうかも”という怖さはありました。これから何かすごいことが起きるかもしれない」と予感があったという。

西野亮廣、絵本執筆の原点はタモリのある一言 『映画 えんとつ町のプペル』梶原を待ち続けた覚悟が新作の物語に

梶原雄太(カジサック)
続けて梶原は「だから、この絵が完成される前に『はねトび(はねるのトびら)』で結果を残さなきゃ、と自分を追い込んじゃっていました。“まだ完成するな、まだ完成するな”と思っていました」と胸の内を明かす。

さまざまな思いを抱えた西野と梶原。
そのなかで、最新作の物語の着想は、若いころの梶原の失踪が大きな要因になっているという。西野は「今作は、前作でプペルがいなくなってしまうところから始まります」と説明すると「僕ら22~23歳ぐらいのころ、幸か不幸かデビューが早くて、世に出たのも本当にありがたいことに運でしかなかったのですが、お仕事もたくさんいただきました。けれど、どこへ行っても全然結果が出せなくて。そんなストレスを積み上げている間に、ついに梶原さんがちょっと病んでしまって、失踪しちゃったんです。ある日急にいなくなったんですね。そこから3日ぐらい連絡が取れなくて」と振り返る。

その後、とても仕事が出来る状態ではなくなってしまった梶原。西野は会社から一人で活動することを提案されたという。
そのなか西野は「本当に最初はちょっと揺れたというか、ひとりで行くしかないかもなとも思ったのですが、もし自分が一人で成功してしまったら、本当に梶原くんが帰ってくる場所がなくなっちゃうなと思ったんです。自分はいろんな思いがありましたけれど、やっぱり漫才をしている時は楽しかったし、ふたりで喋っている時間も楽しかった。あれが全部なくなっちゃうのは嫌だなと思って。梶原くんが戻ってくるための選択肢はひとつで“僕が待つしかないな”と。待つと決めた日があったんです。それが自分の人生を振り返った時に、一番覚悟を振り絞った瞬間でした」と語る。

その時の思いが、本作に強く反映されているという西野。梶原は「待たせるだけの能力が僕にあったということですね」と強がりつつも、コンビ愛に感謝している様子だった。


前作で「町人A」として作品に参加した梶原は、本作では「ヒモサック」と名前のあるキャラクターで登場することも発表。梶原は「ついに僕も名前をいただきました」と誇らしげに語っていた。

西野亮廣、絵本執筆の原点はタモリのある一言 『映画 えんとつ町のプペル』梶原を待ち続けた覚悟が新作の物語に


取材・文・撮影:磯部正和

<作品情報>
『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』

3月27日(金)公開

公式サイト:
https://poupelle.com/

(C)西野亮廣/「映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~」製作委員会

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