ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2025記者会見開催今年のテーマは“メモワール”
「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」2025の概要を発表する記者会見が開催された。
2005年の日本初上陸から20周年のメモリアルイヤーにして、18回目(コロナ禍によって2020,21,22年が中止)の開催となる今回のテーマは、「Memoires(メモワール)」。“音楽の時空旅行”というサブタイトルが付けられたその内容は、文化と創造の素晴らしい中心部となった“都市の音楽の記憶”を世紀ごとに語るという魅力的なものだ。
テーマの中心をなす5つの主要都とその時代は、ヴェネツィア(1600-1750)、ロンドン(1700-1800)、ウィーン(1750-1900)、パリ(1870-1940)、ニューヨーク(1920-2020)。そこにサンクトペテルブルク、ライプツィヒ、プラハ、ブダペストがスポット的に加えられ、街にゆかりの音楽家とその作品が披露されるのは嬉しい限り。まさにGWの3日間を“音楽の時空旅行”へと誘う好企画と言えそうだ。定番の名曲から、今回のテーマに則った未知の作品まで、同音楽祭アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンの知性とセンスが光るプログラムに注目したい。
3日間で90公演が予定される有料公演会場は、昨年同様、東京国際フォーラムホールA・C・D7・G409・B5(1)