2023年5月15日 07:00
主演は福原遥と水上恒司 汐見夏衛のベストセラー小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』映画化決定
その際に頂いた役が特攻隊員の古賀正一という青年でした。また、広島と長崎にも不思議な縁があり、彰が生きた時代には物心ついた時から関心がありました。
私の会ったことのある親族や大事な人には戦争の犠牲者がいないため、私は戦争を冷静に見ることができると思っています。
そんな私が今回彰という役を生きる意味は、私より下の世代に“戦争”というもの、日本がしてきたこと、世界の戦争の歴史を知るきっかけを与えるためだと思います。
――脚本を読んだ感想はいかがでしたでしょうか?
水上やはり、役者としてこの台本を更にどこまで大きくできるか、というワクワクに駆られました。
――撮影を無事に終えて、彰を演じた今の感想を教えていただけますか?
水上撮影の半ば、成田監督に「彰だけ別世界にいるよう」と言われ、ある程度作戦通りいったのかと思います。
彰は人間ではない、自己が一部欠如した愛にあふれた妖怪のようなイメージですので。――共演は2度目となる福原さんについて、どのような印象を持たれましたか?
水上とても良い意味で、普通の女の子でした。
今回の現場にいた福原遥さんはとても無邪気で、清涼感あふれ、この世の全てを愛しているような、まさに百合のようなお方だと思いました。