宝満直也振付・演出のバレエ『アレコ』新劇場で開幕 コメント&舞台写真が到着
写真:大洞博靖(C)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 E6218
2026年3月28日に東京・TAKANAWA GATEWAY CITYに開館した文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の開館記念プログラムとして上演されるバレエ『アレコ』が、5月29日に開幕。このたび、振付・演出の宝満直也と出演者のコメント、舞台写真・ゲネプロ取材会の写真が到着した。
本作では、シャガール《アレコ》の背景画が最先端技術により高精細LEDで再現され、通常の絵画鑑賞とは異なる没入型の舞台体験を創出。今回の上演では、4幕構成の舞台背景画として制作されたシャガール《アレコ》を幕ごとに再現し、物語と舞台の連動が実現した。
バレエ『アレコ』より 写真:大洞博靖(C)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 E6218
宝満は2024年に青森県立美術館版バレエ『アレコ』も手がけているが、今回は新演出での上演となる。国内外ダンサーによる競演も見どころのひとつで、ウクライナ出身の国際的ダンサー、アレクサンドル・トルーシュと、注目の若手ダンサー大川航矢がWキャストで主演のアレコ役を務め、登場人物の心情を掘り下げた宝満の演出を豊かな表現力で演じる。相手役のゼンフィラはNBAバレエ団のプリンシパル、勅使河原綾乃と山田佳歩が演じ、作品を彩る。公演は2026年6月7日(日) まで。
バレエ『アレコ』より 写真:大洞博靖(C)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 E6218
バレエ『アレコ』より 写真:大洞博靖(C)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 E6218
バレエ『アレコ』フォトセッションより 写真:大洞博靖(C)ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2026 E6218
■宝満直也(振付・演出)
このバレエ『アレコ』の初演は青森県立美術館で、実際の絵を前に初演されました。その時の舞台空間の熱量をはっきりと覚えています。今回は実際にそこに絵はないはずなのに、前回を越える熱量を感じました。アートの精神そのものは、人の意思と想像力や豊かさによって引き継いでいけるのではないかと感じました。
■大川航矢(Aキャスト アレコ役 牧阿佐美バレヱ団)
青森でもアレコ役を踊りましたが、宝満さんの振付と演出は、バレエとはこんなに自由に表現していいものなんだと、気づかせていただいた、自分にとってもバレエの魅力をあらためて知った作品です。
新しい劇場に新たな命を吹き込むように、この劇場にとって初めてのバレエ公演ということで、ダンサー人生でも特別な機会と感じ、責任と喜びを感じています。
■アレクサンドル・トルーシュ(Bキャスト アレコ役 ゲストダンサー)
どの劇場もそれぞれ個性があり、振付は常に会場に合わせてアレンジされるべきだと考えています。宝満さんがまさにそれを実践してくれました。
初演以来初めて、シャガールの背景画を全幕使用した今回の公演は本当に素晴らしい。MoN Takanawaのチームが美術館ではない劇場という本来の場所で背景画を展示するという現代的な解決策を見出したことに感心しました。
個人的には、熊がヴァイオリンを抱えている絵が一番好きです。でも、どの絵も遊び心にあふれ、色彩豊かで、同時に不思議な魅力があり、想像力を掻き立ててくれます!そういうところが気に入っています。
■勅使河原綾乃(Aキャスト ゼンフィラ役 NBAバレエ団)
2024年の青森県立美術館の公演のときに実物の絵からいただいたパワーを鮮明に覚えています。今回は、各背景画の前で踊ることで、何かが湧き出てくるようで、この劇場だからできる踊りを強く感じました。ゼンフィラ役として、自由さ、情熱や心情の変化を丁寧に繊細に表現していきたいと思います。
■山田佳歩(Bキャスト ゼンフィラ役 NBAバレエ団)
2年前の青森での公演に出演しましたが、やはり各場面にあった背景画の前で踊ることで、ダンサーの踊りが生き生きとし、躍動感、情景が鮮明に感じられました。
特に印象的だったのは、第3幕の太陽がパーッと光ったシーン。まるでシャガールの絵が生きているようで、そこに大川さんの踊りの迫力と音楽とが加わって、すべてが一体になったパワーを感じました。
■内田まほろ(MoN Takanawa アーティスティック・ディレクター)
MoN Takanawa は新しい技術で伝統を未来につないでいくというテーマを掲げています。その開館プログラムとして、青森県立美術館と協力し『アレコ』の再演をお迎えすることができ、本当にうれしく思います。2024年の公演を拝見して、日本と西洋をつなぎ、80年前の情熱的な舞台を現代のダンサーが再現することに、時空が歪むような感動を覚えました。今回、再演するにあたり、各幕で背景画が変わることで、物語とダンス、音楽が一体になった風景が見たいと願い、企画しました。そして今日公演を観て、80年前の当時のクリエーターたちが描きたかったことが少しだけ理解できたように感じています。
<公演情報>
バレエ『アレコ』
振付・演出:宝満直也
【主な出演】
■Aキャスト(5月29日~31日)
アレコ:大川航矢/ゼンフィラ:勅使河原綾乃 ※公演終了
■Bキャスト(6月4日~7日)
アレコ:アレクサンドル・トルーシュ/ゼンフィラ:山田佳歩
2026年5月29日(金)〜6月7日(日)
会場:東京・MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000
関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/aleko/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2668315&afid=P66)
公式サイト:
https://montakanawa.jp/programs/aleko/