2022年3月15日 12:00
年に一度の特別企画展『熊谷守一美術館37周年展』4月12日より開催
木曽(現中津川市付知町)で生まれ、千駄木や東中野の借家を転々とし、友人の援助を受けながら制作を続けた洋画家・熊谷守一(くまがいもりかず、1880-1977)。熊谷が亡くなるまで、45年間暮らした家(アトリエと庭)のあった場所に建てられた豊島区立 熊谷守一美術館にて、5月28日の開館記念日を挟んで、美術館の誕生日を祝うように毎年開催している特別企画展『熊谷守一美術館37周年展』が、4月12日(火)より今年も開催される。
同展では、守一の故郷・岐阜県中津川市付知町の「熊谷守一つけち記念館」より、《しゃくなげ》、《蝶》、《彼岸花》など、「守一の庭」をテーマにした貴重な熊谷守一作品20点を、熊谷守一美術館収蔵作品、熊谷守一の遺品(画材や生活家財等)や写真資料とあわせて、約70点を展示する。
写生旅行で採集し持ち帰ったものや、故郷・付知の知人の贈り物など様々な庭木が植えられた、熊谷守一の庭。そこに息づいていた花や蟻、蝶、鳥、猫など、生きものたちの姿を作品を通して感じることのできるまたとない機会だ。
《彼岸花》1959年熊谷守一つけち記念館
《雨来(あめくる)》1968年熊谷守一つけち記念館
《しゃくなげ》1973年熊谷守一つけち記念館
熊谷守一ポートレート豊島区立 熊谷守一美術館
【開催概要】
『熊谷守一美術館37周年展』
会期:2022年4月12日(火)