2022年6月13日 12:00
日本の美術館では44年ぶりの個展『キース・ヴァン・ドンゲン展』7月9日より開催
エコール・ド・パリを代表する画家のひとり、キース・ヴァン・ドンゲン(1877~1968)の画業を展観する日本では44年ぶりとなる個展が、7月9日(土)よりパナソニック汐留美術館にて開催される。
オランダに生まれ、ロッテルダムで美術を学んだヴァン・ドンゲンは、モンマルトルに移り住むとすぐに新印象派に関心を抱き、やがてフォーヴィスムの画家の一員となっていく。
同展では、ヴァン・ドンゲンがフォーヴィスムの画家へと成長していく過程から、その後の第一次世界大戦までの時期に取り組んだ色彩と形態の研究と人物表現というテーマ、さらに「レザネフォル」と呼ばれる狂騒の1920年代における画家の歩みに焦点をあて、国内外の優れた作品を3章にわけて紹介する。
華やかでありながら、内的な表情を感じさせる色づかいや、代名詞でもあった魅力的な女性の表現など、洗練されたヴァン・ドンゲンの作品世界を堪能したい。
【開催概要】
『キース・ヴァン・ドンゲン展―フォーヴィスムからレザネフォル』
会期:2022年7月9日(土)~9月25日(日)
会場:パナソニック汐留美術館
開館時間:10:00~18:00、8月5日(金)、9月2日(金)