横浜流星×吉岡里帆が語る“信じられる人の条件”「大切なのは相手の領域に土足で踏み込まないこと」
あの流れに違和感がないのは、やっぱり流星くんが、人として魅力的であり、かつ役者として違うキャラクターを演じ分けられる技術を持った方だから。これは声を大にして言いたんですけど、私は絶対この役で流星くんに映画賞を獲ってほしい!
横浜それ、ずっと言ってくれていますよね。
吉岡撮影のときから藤井さんともずっと話していました。これで映画賞を獲れないなら、世の中が信じられなくなるって。それぐらいこの役を演じた横浜流星さんに光が当たってほしいんです。って、そんなこと私がわざわざ言わなくても、もう光が当たりまくりだと思うんですけど(笑)。
横浜いやいや、そんなことないです。ありがとうございます。
うれしいです。
――その気持ちは、なんだか沙耶香が鏑木に幸せになってほしいと思う気持ちに似ている気がしますね。
吉岡私がそうやって役として対峙してきたから、余計にそう思うのかもしれないです。流星くんはものすごい努力をして、この役と向き合っていました。でも、その努力を自分では見せたがらない。だから、代わりに私が取材で裏側の努力をいっぱい言おうと(笑)。
横浜僕も吉岡さんの存在に撮影中何度も救われました。