横浜流星×吉岡里帆が語る“信じられる人の条件”「大切なのは相手の領域に土足で踏み込まないこと」
吉岡さんって、本当に目を見て話してくれるんです。
吉岡(笑)。
横浜いや、当たり前のことなのかもしれないけど、それができる人ってなかなかいないと思う。そんなふうに目を見て話してくれる感じとか、醸し出す空気感に、鏑木が沙耶香に抱いたものと似たものを感じて。鏑木の中で沙耶香の存在がどんどん大きくなっていくのと同じように、僕の中でも吉岡さんの存在が大きくなっていました。
何も疑わずに信じるのは、思考停止だと思う
――鏑木は沙耶香と関わるようになり、人に信じてもらえた喜びを知ります。お二人は、人に信じてもらえてうれしかったことってありますか。
横浜今、僕の周りにいてくれる人たちに対しては、そう思います。自分を信じてくれている人たちが、そばにいてくれる。それってすごく幸せなことだと思うし、今の自分を形成しているのは、そうやって僕を信じてくれた人たち。だから、その人たちのことは何があっても大切にしたいです。
吉岡私はご一緒した監督のみなさんが、そういう存在なのかなと思います。特に今回みたいな難しい役柄のオファーをいただくとき、監督さんから「直接話したいです」と言っていただくことがあって。