シャマラン映画に“名優”あり! ジョシュ・ハートネットの魅力に迫る
『スプリット』で誘拐された3人の少女のひとりを演じていたのは、まだ駆け出しだったアニャ・テイラー=ジョイ。想像を絶する恐怖の中でビーストと立ち向かい、やがて自らの壮絶な過去をビーストに打ち明ける重要な役で、映画が公開されると注目の的に。その後、続編『ミスター・ガラス』にも同役で出演し、『クイーンズ・ギャンビット』『ラストナイト・イン・ソーホー』などで人気が急上昇。今年は『マッドマックス:フュリオサ』でタイトルロールを務めた。
シャマラン作品は子どもや家族が登場する作品が多く、必然的に若い俳優を起用することになるが、彼の“抜擢力”の高さは彼が起用してきた若手キャストのその後を見るだけで明らかだ。シャマラン監督は「私が一緒に仕事をする子役のほとんどは、それほど技術を必要としない。どちらかというと、純粋な自然のままのエネルギーで演技してもらうことが多い。私は彼らにキャラクターに共感してもらい、彼らを導いていく」と説明する。
キャリアが浅く、まだ若い演技者の“自然のままのエネルギー”の高さを見抜く力が、シャマランには宿っているようだ。
そんな彼が最新作で抜擢したのが、オーストラリア出身のアリエル・ドノヒュー。