2021年7月21日 18:30
吉柳咲良「初心に帰った気持ち」 2年ぶり4度目の『ピーターパン』で“リスタート”
と苦労も明かした。
昨年の本公演中止に加えて、他の仕事でも休止や延期を経験し「ぽっかり胸に穴が空いた気持ちも」。その分、本公演への思いは格別で「やっぱり舞台に立つって幸せです。こんな大変な状況ですが、カンパニー全体が協力し合って完成した作品。お客様に純粋に楽しんでいただき、面白かったと言ってもらえる『ピーターパン』をお見せするのが責任」と背筋を伸ばした。
取材会にはフック船長役の小西遼生、演出を務める森新太郎が同席。小西は初めてのフック船長を演じることになり「今こそ見てもらいたい舞台。早くお客様の顔が見たいですね」とこちらも初日を前に興奮した様子。
「衣装合わせで、森さんから『ネバーランドには大人はひとりもいないんだ』と言われて、『じゃあ、フックは?』と。でもフックが一番の子どもかもしれないですね(笑)。すごく自由にやらせてもらっている」とすっかり役柄に入り込んでいた。
演出の森は「今までと違って、一見シリアスな場面も、かなり微笑ましい光景に映るはず。ピーターパンとフック船長は宿命のライバルですけど、何というか茶番劇だなと(笑)。そういう戦いを繰り広げている。フックはひげを取ったら、子どもの顔に見えないといけない。