2021年9月15日 23:37
ピーター・バラカンが『ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』の魅力を解説 PFFの人気企画「ブラック&ブラック」が開催
これはミュージシャンの宿命で、ミリアムもそういう状況にいたことを感じました」と語り、
「僕はこの曲『パタ・パタ』は大好きな曲なんだけど、彼女のこの話をきいたら、ラジオで曲をかけるとき、うしろめたい気持ちになるかも」と複雑な心境を明かした。
その後も話は続き、作品内でも映像が登場するポール・サイモンがミリアムを招き、ジンバブエで行ったコンサートのことなどが語られ、最後は、ミリアムが母国南アフリカの地を踏むきっかけを作ったネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の話に。
長く刑務所生活を余儀なくされたネルソン・マンデラを「解放せよ!」というメッセージが込められたイギリスのバンド、The Specialsの楽曲『Nelson Mandela』を流して充実のトークは終了した。そして最後の最後にバラカン氏は、今回の作品に関して「最初に観たとき、情報量がかなり多いし、けっこう編集のカットのテンポが速いのでなかなかついていけなかった」とのこと。
「今回、劇場での公開はない『ぴあフィルムフェスティバル』ためだけの上映で、もう一回上映があるので、今回観てよかったけども、もう少しゆっくり観たい方は、もう一度観ることをお薦めします。