藤原竜也「多くの方にこの世界を体験していただけたら」 舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』開幕
(撮影:渡部孝弘)
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が、2026年1月10日に東京・東京芸術劇場 プレイハウスで開幕。舞台写真とレポートが公開された。
本作は、日本を代表する作家である村上春樹による同名長編小説を、藤原竜也主演により初めて舞台化したもの。フランス出身の世界的アーティストであり、“空間演出の魔術師”と評されるフィリップ・ドゥクフレを演出・振付として迎え、現実と虚構の世界を行き来する摩訶不思議なムラカミワールドに新たな命が吹き込まれた。
“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という異なるふたつの世界が並行して描かれる本作。"私"役を演じる藤原竜也は弱冠15歳で鮮烈なデビューを果たして以来、舞台や映像で数々の個性的な役柄に挑んできた。今回満を持して村上春樹作品に初挑戦となる藤原は、謎の組織に翻弄されながら自身の意識の底に沈んでいく"私"を圧倒的な存在感で熱演する。
私役:藤原竜也
“私”が心魅かれる図書館の司書と“僕”の夢を読む手伝いをする図書館の彼女の2役を演じるのは森田望智。
知的かつどこか浮世離れした“司書”の奔放さと、心を失った人々が住む街で暮らす“彼女”の神秘性を変幻自在に演じ分ける。
司書役:森田望智
影役を演じる宮尾俊太郎は身体表現によって影の苦悩を表し、富田望生はピンクの女として唯一無二の存在感で作品に明るさをもたらす。壁に囲まれた街に迷い込んだ“僕”役には駒木根葵汰、島村龍乃介がダブルキャストで挑み、それぞれの持ち味を生かした体当たり演技に注目だ。
影役:宮尾俊太郎
ピンクの女役:富田望生
僕役:駒木根葵汰(Wキャスト)
僕役:島村龍乃介(Wキャスト)
物語の全貌を握る博士と大佐の2役は池田成志が演じ分け、物語の屋台骨を支える。大男と小男の2人組や、門番、管理人といった印象的なキャラクターを松田慎也と藤田ハルが演じ、物語に彩りと深みを与えている。さらに小説の中に登場する「一角獣」や「やみくろ」は、ダンサーによって舞台上で表現され、身体表現と映像との融合も見どころとなる。
博士役:池田成志
門番役:松田慎也
管理人役:藤田ハル
東京公演は2026年2月1日(日) まで。その後、宮城・愛知・兵庫・福岡公演のほか、シンガポール・中国・ロンドン・パリの世界ツアーが控えている。
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』開幕に向けてのコメント
■藤原竜也(“ハードボイルド・ワンダーランド”の私役)
約2カ月の稽古をして、フィリップさんの演出により、村上ワールドにダンスが加わったとても幻想的な作品が完成しました。
キャスト全員が同じ想いで、緊張感をもって初日を迎えたいと思います。
ひとりでも多くの方にこの世界を体験していただけたらうれしいです。
僕たち自身も楽しみながら精いっぱい頑張ります。皆様、ぜひ劇場へお越しください。
■森田望智(“ハードボイルド・ワンダーランド”の司書、“世界の終り”の彼女役)
いよいよ初日ですが、今は頭を真っ白にして、ふたつの役を精いっぱい生きようという気持ちです。本作は村上春樹さんの世界にフィリップさんの幻想的な演出が融合し、観る方によって答えが変わる作品になっています。私が演じるふたりに共通する「大切な人を失った悲しみ」を抱えたまま、舞台上でどう立つか。
稽古期間中ずっと向き合ってきたその姿を通し、心が研ぎ澄まされるような体験をお届けできることを願っています。
■宮尾俊太郎(“世界の終り”の影役)
いよいよ初日を迎えます。村上春樹さんの言葉とフィリップの表現が掛け算となり、他に類を見ない新しい舞台が誕生しました。国境を越える色彩感覚や構成は、彼ならではの美学が詰まった大きな見どころです。原作が持つ「余白」を大切に、お客様の心へ問いかける作品になっています。響く場面は人それぞれ異なるはずです。ぜひ劇場で、自分の内側を探す旅に出てみてください。
■富田望生(“ハードボイルド・ワンダーランド”のピンクの女役)
ピンクを演じるというのは、皆さまそれぞれの大きな想いを担うということ。
お稽古期間は、何時も考え、考え続けました。もう頭で考えることは辞めようと思える瞬間を目指して、何周も巡らせました。毎回ご褒美のように感じますが、舞台は何度も人生をなぞることができます。この物語で起きる大胆な行動も心の機微も、一層味わい深いものになりました。世界を愛でいっぱいにしたい。舞台上でお会いできること、楽しみにしています。
■駒木根葵汰(“世界の終り”の僕役/Wキャスト)
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』がいよいよ始まります。
この日を迎えるまでに沢山の驚きや発見、課題がありました。
竜也さんをはじめとしたキャストのみんなやスタッフの皆さん、そしてフィリップと作り上げたこの世界を自分らしく胸を張ってお届けしていきたいと思います。
ひとつひとつの公演を噛み締めて、自分自身がどこまで出来るのかとても楽しみです。
どうぞよろしくお願いいたします。
■島村龍乃介(“世界の終り”の僕役/Wキャスト)
約2カ月の稽古期間、役と向き合う中で、楽しさや悩み、葛藤を重ね、この作品の繊細さや、言葉では表しきれない魅力を強く感じてきました。
不安もありましたが、演出振付のフィリップさんの生み出す映像や照明、さまざまなアイデアに導かれ、自然とその世界観に引き込まれていきました。
今は、一日でも早く皆さんに観ていただきたい気持ちでいっぱいです。
本番を通して、さらに「僕」という役を深めていきたいと思います。
■藤田ハル(“ハードボイルド・ワンダーランド”の小男、“世界の終り”の管理人役)
まずは無事に今日を迎えることができて素直にホッとした気持ちです。
袖から見ていて、音楽や照明・映像が加わったことで村上春樹さんの言葉がより一層濃く浸透している感覚を覚えています。
自分たちもこの作品の魅力をまだまだ探究していきたいので、さらに気を引き締めて、お客さまを迎え入れられるように頑張ります。
■松田慎也(“ハードボイルド・ワンダーランド”の大男、“世界の終り”の門番役)
いよいよ開幕です!
どうやら私はかつてないほどの不安と緊張に支配されているようです。しかしこの感情は壁の街にでも閉じ込め、今までチームでやってきたことを信じて命燃やすのみ!ぜひ楽しんでご覧ください!
■池田成志(“ハードボイルド・ワンダーランド”の博士、“世界の終り”の大佐役)
小説を舞台化する難しさ。しかも日本を代表する作家の代表的小説を。SFのようでもあり、ファンタジーのようであり、内面の葛藤?青春の蹉跌?小気味のいいハードボイルドのようでもある。読んでると楽しめたのに、舞台に翻案するのは難しい、本当に難しい。読者がそれぞれ抱いたはずの感想を、集約して、ごた混ぜにして、そして、いい感じに肉体化して、料理して提示しなくてはならない。
つまり、とにかく、大変だったのです。
撮影:渡部孝弘
<公演情報>
舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
原作:村上春樹
演出・振付:フィリップ・ドゥクフレ
脚本:高橋亜子
出演:
藤原竜也
森田望智
宮尾俊太郎
富田望生
駒木根葵汰/島村龍乃介(Wキャスト)
藤田ハル
松田慎也
池田成志
上松萌子、岡本優香、冨岡瑞希、浜田純平、原衣梨佳、古澤美樹、堀川七菜、山田怜央、吉崎裕哉、Rikubouz(50音順)
【東京公演】
2026年1月10日(土)~2月1日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【宮城公演】
2026年2月6日(金)~8日(日)
会場:仙台銀行ホール イズミティ21
【愛知公演】
2026年2月13日(金)~15日(日)
会場:名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
【兵庫公演】
2026年2月19日(木)~23日(月・祝)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【福岡公演】
2026年2月28日(土)・3月1日(日)
会場:J:COM北九州芸術劇場 大ホール
【シンガポール公演】
2026年4月
会場:エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ
【上海・北京・蘇州(中国)公演】(予定都市)
2026年7月
【ロンドン(イギリス)公演】
2026年10月
会場:バービカン・センター
【パリ(フランス)公演】
2026年10月
会場:シャトレ劇場
※ワールドツアーの詳細は後日発表
関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/sohw2026/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2562041&afid=P66)
公式サイト:
https://horipro-stage.jp/stage/sekainoowari2026/