いずみたくの“幻のミュージカル”が甦る イッツフォーリーズ『十二人の怒れる男』本日開幕
《見上げてごらん夜の星を》《手のひらを太陽に》などの名曲で知られ、NHKの連続テレビ小説『あんぱん』で大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)が演じた人物のモデルとして話題になったことも記憶に新しい、作曲家・いずみたく。彼が1977年に設立し、現在でも彼の手掛けた作品および新作を精力的に上演しているミュージカル専門劇団「ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズ」が、いずみたくの遺した“幻のミュージカル”を甦らせる。
いずみたく
演目は、1954年の米テレビドラマをリメイクした1957年の米映画によって広く知られ、その後もたびたび映像化・舞台化されている『十二人の怒れる男』。イッツフォーリーズは数年前、「十二人の怒れる男」と書かれた譜面を発見したが、そこにはいずみたくがある専門学校のために1970年代に書いたものであること以上の情報はなかったという。その譜面を、文学座の五戸真理枝の脚本・作詞・演出のもとでミュージカルとして立ち上げるのが、本日2月6日(金)に浅草九劇で開幕する『十二人の怒れる男』だ。
舞台は、ある殺人事件裁判の陪審員室。被告は父親殺しの罪に問われた18歳の少年で、裁判では死刑になる可能性の高い状況だった。有罪か無罪か、集まった12人の陪審員は全員一致で判決を下さなければならない。
最初の投票では、11人が「有罪」と主張するなか、陪審員第8号だけが「無罪」に投票。先入観や偏見に囚われず、証拠を論理的に再検証するべきだという彼の呼びかけに応じて、12人は激しい議論を繰り広げていく――。
出演は、沢田冬樹(文学座)、蓮井佑麻、駒田一、納谷健、本田稔弥、おかやまはじめ(劇団ラッパ屋)、佐伯亮、神澤直也(イッツフォーリーズ)、石鍋多加史、森隆二(イッツフォーリーズ)、田上ひろし(SET)、松原剛志ら。作曲・音楽監督は、『バウムクーヘンとヒロシマ』などのイッツフォーリーズ作品を手掛けてきた田中和音が務める。昭和を代表する作曲家いずみたくと、ミュージカル初挑戦となる五戸真理枝ら現代のスタッフ・キャスト陣との、時空を超えたコラボレーションの行方に注目したい。
文:熊田音子
<公演情報>
イッツフォーリーズ公演
ミュージカル『十二人の怒れる男』
音楽:いずみたく
脚本・演出:五戸真理枝
音楽監督:田中和音
原作:レジナルド・ローズ
【キャスト】
陪審員長:沢田冬樹(文学座)
陪審員第二号:蓮井佑麻
陪審員第三号:駒田一
陪審員第四号:納谷健
陪審員第五号:本田稔弥
陪審員第六号:おかやまはじめ(劇団ラッパ屋)
陪審員第七号:佐伯亮
陪審員第八号:神澤直也(イッツフォーリーズ)
陪審員第九号:石鍋多加史
陪審員第十号:森隆二(イッツフォーリーズ)
陪審員第十一号:田上ひろし(SET)
陪審員第十二号:松原剛志
守衛(トリプルキャスト):杉尾優香、大川永、金村瞳
演奏田中和音(key.) / 阪本純志(Perc.)
2026年2月6日(金)~15日(日)
会場:東京・浅草九劇
関連リンク
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/12men/(https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2539847&afid=P66)
公式サイト:
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