さくらしめじが見せたプロの本気「僕らがみんなを引っ張って、いろんな景色を見せていきます!」
激動の2020年、暗いニュースが多かった1年の締めくくりは、ほっこり笑顔で過ごしたい。そんな思いをかなえてくれたのは、さくらしめじの忘年会ライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」だった。12月29日、大手町三井ホームで行われたこのライブは2部制をとっており、1部は有観客ライブ、2部は有観客&配信ライブという演者にとってはハードなスケジュール。しかしまだ10代とはいえ、さくらしめじがファーストシングルを出して早や6年、田中雅功と高田彪我は、プロの本気を見せつけてくれた。
2020年12月29日18時30分・時間ピッタリに始まったさくらしめじの2020年最後のライブ「きのこりあんの集い Vol.5 ~お久しぶりでございます。~」は、暗闇から現れた雅功と彪我のギター演奏で幕開けた。ライトが灯ると、決して大きくはない居間を模したステージ中央に、ドンとコタツがあるのがわかる。そのコタツをバックに2人が歌うは、「風とあるがままに今を歩こう」。青春のひたむきさ、未来への不安、前向きな心を保つ強さ──さくらしめじの世界観がギュッと詰まったこの1曲は、まさにオープニングにふさわしい。