バッハ家の音楽帳に親しむ。大塚直哉 レクチャーコンサート
“音楽の父”と讃えられるドイツバロック時代の巨人ヨハン・セバスティアン・バッハ(J.S.バッハ)は、その生涯に20人の子供を授かったことが知られている。家族思いで子煩悩なバッハは、大切な家族のために、素敵な音楽帳を編纂していたのだ。
「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの音楽帳」「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」と題されたこれらの冊子からは、家族とともに音楽を楽しむバッハ家の日常が垣間見られるようだ。このJ.S.バッハが編纂した“名曲の宝庫”と言うべき“音楽帳”をテーマにした大塚直哉のレクチャーコンサートが開催される。
大塚直哉といえば、日本を代表するチェンバロ、オルガン、クラヴィコードの名手として知られる日本古楽界の第一人者だ。その素晴らしい演奏はもちろん、知的かつ軽妙なトークは、音楽の世界を紐解く水先案内人として極めて魅力的な存在だ。
公演日にステージに並ぶのは、J.S.バッハが活躍した時代の、木型パイプオルガン(ポジティフ・オルガン)や、チェンバロに、クラヴィコードなどの鍵盤楽器。これらの楽器を引き分けながら、J.S.バッハが家族のために遺した素晴らしい音楽帳を紐解く時間はまさに至福のひとときに違いない。
大塚直哉レクチャー・コンサート in 埼玉会館
Vol.1 ~バッハ家の音楽帳より~
7月23日(日) 14時開演
埼玉会館小ホール
「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より
ペッツォールト:メヌエット ト長調/ト短調 BWV Anh. 114, 115
J. S. バッハ:《ゴルトベルク変奏曲》より〈アリア〉BWV 988
J. S. バッハ:フランス組曲第5番 ト長調 BWV 816
「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの音楽帳」より
J. S. バッハ:〈小プレリュード〉〈インヴェンション〉からほか
https://www.saf.or.jp/saitama/stages/detail/96365/
●大塚直哉(おおつかなおや)
東京藝術大学大学院チェンバロ専攻、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科修了。アンサンブル・コルディエ、バッハ・コレギウム・ジャパンなどのアンサンブルにおける通奏低音奏者として、またチェンバロ、オルガン、クラヴィコードのソリストとして活躍。また、こうした古い時代の鍵盤楽器に初めて触れる人のためのワークショップを全国各地で行なうなど、後進の育成とバロック音楽の普及にも力を注いでいる。現在、東京藝術大学音楽学部教授、国立音楽大学非常勤講師。宮崎県立芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場のオルガン事業アドヴァイザーを務める。アンサンブル・コルディエ音楽監督。NHK-FM「古楽の楽しみ」案内役として出演中。
http://utremi.na.coocan.jp/
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