現代能楽集X『幸福論』〜能「道成寺」「隅田川」より、世田谷パブリックシアターにて11月29日(日)から上演
世田谷パブリックシアター芸術監督である狂言師の野村萬斎が企画・監修を務める「現代能楽集」シリーズ第10弾、現代能楽集X『幸福論』〜能「道成寺」「隅田川」よりの公演が11月29日(日)から上演されることが決定した。
「現代能楽集」シリーズは芸術監督方針である「地域性、同時代性、普遍性」「伝統演劇と現代演劇の融合」「レパートリーの創造」という三つの柱にも基づき、古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の私たちの舞台創造に活かしていきたいという考えから生まれ、2003年以降、川村毅、鐘下辰男、宮沢章夫、野田秀樹、倉持裕、前川知大、マキノノゾミなど、日本の演劇界を代表する演出家が公演を手掛けきた。
記念すべき第10弾となる今回は、演劇賞を立て続けに受賞している気鋭の劇作家/演出家の瀬戸山美咲と、たぐいまれな筆力をもつ劇作家・長田育恵により、今を生きる私たちのための現代演劇を創作。 鷲尾真知子、清水くるみ、相葉裕樹、瀬奈じゅん、明星真由美、高橋和也の出演者6名は「道成寺」「隅田川」でそれぞれ異なる役を演じ、それぞれの幸福論を立ち上げる。「道成寺」では、父・母・息子の幸福な家族がさらなる幸福を激しく求めた結果の悲劇を描き、「隅田川」