ただひたすらに自由につくる、描く 『あるがままのアート』展、藝大美術館にて開催中
独自の世界を創造し続けるアーティストたちの特別展『あるがままのアート—人知れず表現し続ける者たち—』が、東京藝術大学大学美術館にて9月6日(日)まで開催されている。
20世紀初頭、既存の美術教育を受けていない人たちが制作した独創的な作品が、「アウトサイダー・アート」「アール・ブリュット(生の芸術)」などと呼ばれ、新たな時代を創造するインスピレーションとして美術の世界に衝撃を与えた。
同展では、今も国内外で注目を集める「あるがままのアート」の世界を、知的障害や精神障害のある人も含め、独学のアーティストたち総勢25名による約200点の作品を通して紹介するもの。
会場内は、アーティストごとに作品を紹介。会場に足を踏みれてすぐ展示されているのは、さまざまな糸が絡み合い、不思議な生物のような、臓器のような集合体が生み出される小森谷章の作品や、丸木を顔型に掘りカラフルな彩色を施した記富久の彫刻だ。
https://art-as-it-is.jp/ )から予約することができるので、会場に足を運べない人にはおすすめだ。
なにものにも縛られない、どこまでも自身の芸術的な衝動に忠実な表現の数々。