春風亭かけ橋が1年かけて長編人情噺『嶋鵆沖白浪』に挑戦 2025年に全話連続公演開催
注目の若手落語家・春風亭かけ橋(落語芸術協会、春風亭柳橋門下、二ツ目)が、長編人情噺『嶋鵆沖白浪』(読み:しまちどりおきつしらなみ)全話連続公演を開催する。
『嶋鵆沖白浪』は、江戸時代末期から明治時代にかけて活躍した落語家、初代・談洲楼燕枝(だんしゅうろう・えんし)が残した史実を元にした全12話に及ぶ長編落語。実在した侠客・佐原の喜三郎と吉原の遊女・大坂屋花鳥の、八丈島への流刑と命懸けの脱出を描いた波瀾万丈の人情噺だ。さまざまな人物たちが複雑に絡み合う人間模様を、春風亭かけ橋が1年をかけて挑戦する。
しばらく演じられることのなかったこの噺を掘り起こし、新たにまとめ上げたのは柳家三三。初代・柳橋から続く“柳派”と呼ばれる一門の流れを汲むかけ橋にとって『嶋鵆沖白浪』は向き合うべき物語となっている。
なお、本公演は生配信され、全公演2025年12月末までアーカイブ配信される。チケットは、12月1日(日) 10時より予約開始。
<公演情報>
春風亭かけ橋『嶋鵆沖白浪』連続公演
■2025年
2月21日(金) 第1夜「喜三郎とお虎」「芝山の斬込み」
4月18日(金) 第2夜「三日月小僧庄吉」