くらし情報『「山崎賢人の芝居は技巧じゃないから凄い」行定勲監督が語る新作映画『劇場』』

「山崎賢人の芝居は技巧じゃないから凄い」行定勲監督が語る新作映画『劇場』

『劇場』 (c)2020「劇場」製作委員会

(c)2020「劇場」製作委員会



又吉直樹が芥川賞に輝く『火花』の前から書き始めていた2作目の同名小説を、山崎賢人と松岡茉優の共演で映画史した『劇場』。

売れない劇作家・永田と彼の才能を信じて寄り添う沙希の7年を描く原作を読んだ直後に、メガホンをとった行定勲監督は「これは自分が撮りたい」と思ったという。

監督をそこまで駆り立てたのは何だったのか? 映画にするときに、いちばん重きを置いたのはどこだったのか?

そして、永田に山崎賢人、沙希に松岡茉優をキャスティングした理由と、彼らが映画にもたらしたものとは?

完成した映画に対する思いがけない反響への感想とともに、行定さんが映画『劇場』のすべてを余すことなく語ってくれた。


「山崎賢人の芝居は技巧じゃないから凄い」行定勲監督が語る新作映画『劇場』

行定勲監督
永田(山崎賢人)は友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本と演出を担当していたが、前衛的な作品はことごとく酷評され、客足も伸びず、劇団員も離れていってしまう。

そんな過酷な現実と演劇に対する理想との間で苦悩し、孤独を感じていた彼は、ある日、街で自分と同じスニーカーを履いていた沙希(松岡茉優)に声をかける。それが永田と、女優になる夢を抱きながら上京し、服飾の学校に通う学生・沙希との恋の始まりだったが……。

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