元宝塚トップスターが集結し平和のメッセージ発信 朗読劇『島守の塔』6月開催
貴城けい、北翔海莉、舞羽美海ら元宝塚トップスターが出演する朗読劇『島守の塔』が、6月22日(火)、大田区民ホール・アプリコ大ホールにて開催される。
『島守の塔』は、戦中最後の官選知事・島田叡(兵庫県出身)と警察部長・荒井退造(栃木県出身)、そのふたりに生を託された沖縄の女性・比嘉凛を中心にそれぞれの生き方と苦悩を描く物語。
原作となった映画『島守の塔』の撮影は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中断されており、撮影再開は今年秋以降だという。当初の公開予定だった今年6月に、映画の脚本に基づいた朗読と沖縄三線の演奏で紡ぐ歌の演劇が開催されることとなった。
島田叡役は2006年に宝塚歌劇団宙組トップスターに就任し、退団後も幅広く活動している貴城けいが務める。荒井退造役は2015年に星組の男役トップスターに就任して人気を博す北翔海莉が。沖縄戦の激しい戦火の中で、島田と荒井と行動を共にし、命に対する考えが次第に変わっていく比嘉凛役には、2011年に宝塚歌劇団雪組トップ娘役に就任し、退団後も映画やドラマ、舞台で活躍中の舞羽美海を迎えた。
脚本は2020年の「第73回カンヌ国際映画祭」のオフィシャルセレクション「カンヌレーベル」