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近現代美術と絵本を身近に感じるエピソードとともに紹介『展覧会のちょっといい話』11月18日より開催

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近現代美術と絵本を身近に感じるエピソードとともに紹介『展覧会のちょっといい話』11月18日より開催


板橋区立美術館では、2023年11月18日(土)より、『展覧会のちょっといい話絵本と近代美術のあれこれ』が開催される。
1979年5月、23区初の区立美術館として開館し、今年で44年目を迎える板橋区立美術館。これまで画家やアーティストをはじめとする多くの人々との交流のなかで、様々な展覧会や教育普及事業が開催されてきた。その準備過程での資料の調査中、また展覧会開催中や開催後に貴重な情報が集まってくることは多いものの、当然展覧会では紹介しきれないものもある。同展では、そんな貴重なエピソードを、絵本と近代美術の分野から紹介する。
毎年『ボローニャ国際絵本原画展』を開催している同館だが、「絵本のちょっといい話」で欠かすことができないのが、童画家・武井武雄の存在だ。大正から昭和にかけて活躍した武井は長く板橋区の南常磐台に在住した。同展では彼が手掛けた宝石のような小さな絵本、 刊行作品を展示。
その後広がった美術館と絵本との関係を紹介する。例えば近年関心の集まる「触る絵本」の世界や、毎年開催している絵本作家向けのワークショップで、世界的な絵本作家や編集者たちが見せた人間味あふれるエピソード。長く絵本展を開催してきた同館ならではのお話だ。
また「近代美術のちょっといい話」では、戦中、戦前に池袋、板橋、練馬付近のアトリエつきアパートで制作した「池袋モンパルナス」の画家たちのエピソードが多数。「板橋に来ればどうにかなる」という寺田政明(息子は俳優の寺田農)の一言で移住を決意した画家・古沢岩美や、「妻は空気・わたしは風」と語るほどに仲の良かった画家夫婦、井上長三郎と照子のエピソード、さらに1980年代後半、板橋区在住の美術評論家、芸術家、美術雑誌の編集者、画廊関係者らを中心に生まれた「板橋美術懇談会」(通称:ハンビコン)の様子も紹介する。
講演会やトークイベントなど、期間中のイベント多数。すべて事前申込制なので、申し込み方法などは詳細と合せて美術館ホームページで確認を。

<開催情報>
館蔵品展『展覧会のちょっといい話絵本と近代美術のあれこれ』

会期:2023年11月18日(土)〜2024年1月8日(月・祝)
会場:板橋区立美術館
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(1月8日は開館)、12月29日(金) ~1月3日(水)
料金:無料
公式サイト:
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/

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