くらし情報『東京美術学校時代から今日にいたる日本の美術教育の歩みを卒業制作で振り返る『買上展』3月31日より開催』

2023年3月13日 12:00

東京美術学校時代から今日にいたる日本の美術教育の歩みを卒業制作で振り返る『買上展』3月31日より開催

横山大観 《村童観猿翁》 1893年 東京藝術大学蔵


東京藝術大学大学美術館では、2023年3月31日(金)より『買上展 藝大コレクション展2023』が開催される。明治から現在まで、東京藝術大学で買い上げとなった優秀作品を、一堂に紹介する展覧会だ。
「買上」とは、東京藝術大学が卒業および修了制作の中から、各科ごとに特に優秀な作品を選定し、大学が買い上げる制度で、東京藝大の前身である東京美術学校の時代から存在していた。たとえば、横山大観の《村童観猿翁》や和田英作の《渡頭の夕暮》、高村光太郎の《獅子吼》などは、各人の回顧展があれば、必ず最初期の代表作として大きく紹介される作品だが、これらは買上げられた卒業制作だ。
同展の第一部では、明治から昭和前期までの東京美術学校卒業制作を中心に、自画像などを含めた美校生たちの創作活動の全貌を紹介。前述した横山大観や和田英作の他、菱田春草、小磯良平、東山魁夷らの卒業制作に加えて、卒業時に大学に提出する自画像のうち、青木繁、萬鉄五郎、藤田嗣治など15名の作品、あわせて約50件の巨匠たちの学生制作を公開する。
また第二部では、昭和29年より、卒業・修了制作の中から各科ごとに選定され、大学に買上げられてきた作品を展示。

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